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10月

アイダよ、何処へ?(10/30~11/12)

Quo_vadis_Aida.jpg
そこに、神はいなかった―

監督:
 ヤスミラ・ジュバニッチ
出演:
 ヤスナ・ジュリチッチ
 イズディン・バイロビッチ
 ボリス・レール
 ディノ・ブライロビッチ
 ヨハン・ヘルデンベルグ
 レイモント・ティリ
 ボリス・イサコビッチ
 エミール・ハジハフィズベゴビッチ
 エディタ・マロブチッチ
原題:
 Quo vadis, Aida?
上映時間:
 101分
製作:
 2020年製作/ボスニア・ヘルツェゴビナ・オーストリア・ルーマニア・オランダ・ドイツ・ポーランド・フランス・ノルウェー合作
映倫区分:
 PG12
配給:
 アルバトロス・フィルム

1995年、夏。
戦後欧州最悪の悲劇
「スレブレニツァ・ジェノサイド」事件の全貌、
そして家族を守ろうとした一人の女性の運命とは?

ボスニア紛争末期の1995年7月11日、ボスニア東部の街スレブレニツァがセルビア人勢力の侵攻によって陥落。避難場所を求める2万人の市民が、町の外れにある国連施設に殺到した。国連保護軍の通訳として働くアイダは、夫と二人の息子を強引に施設内に招き入れるが、町を支配したムラディッチ将軍率いるセルビア人勢力は、国連軍との合意を一方的に破り、避難民の“移送”とおぞましい処刑を開始する。愛する家族と同胞たちの命を守るため、アイダはあらゆる手を尽くそうと施設の内外を奔走するが――。

『ノー・マンズ・ランド』以来19年ぶりにボスニア映画としてアカデミー賞ノミネート!
故郷ボスニアの紛争による傷跡を描き続ける女性監督ヤスミラ・ジュバニッチの最高傑作。
綿密なリサーチに基づき<ジェノサイド=集団虐殺>というセンシティブなテーマに取り組んだのは、多感な十代の時にこの惨たらしい紛争を経験したヤスミラ・ジュバニッチ監督。ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したデビュー作『サラエボの花』(06)以降、一貫してボスニア紛争の傷跡を描き続けてきた。重い事実を今に伝える本作は、2020年ヴェネチア国際映画祭で大反響を呼び、ボスニア映画としては『ノー・マンズ・ランド』(01)以来、19年ぶりに米アカデミー賞国際長編映画賞へのノミネートを達成。インディペンデント・スピリット賞では外国語映画賞を受賞し、大手映画批評サイトのロッテントマトで100%フレッシュを獲得するなど、ジュバニッチ監督の最高傑作として絶賛を博している。

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