20
01月

ノクターナル・アニマルズ(1/20~2/2)

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20年前に別れた夫から送られてきた小説。それは愛なのか、復讐なのか。

監督:
 トム・フォード
出演:
 エイミー・アダムス/スーザン・モロー
 ジェイク・ギレンホール/トニー・ヘイスティング
 マイケル・シャノン/ボビー・アンディーズ
 アーロン・テイラー=ジョンソン/レイ・マーカス
 アイラ・フィッシャー/ローラ・ヘイスティングス
上映時間:
 116分
配給:
 ビターズ・エンド、パルコ

第73回 ヴェネチア国際映画祭 審査員グランプリ
第74回 ゴールデングローブ賞 助演男優賞

別れた夫から送られた小説は何を意味するのか――。
愛と復讐の美しきミステリー。
スーザン(エイミー・アダムス)はアートギャラリーのオーナー。夫ハットン(アーミー・ハマー)とともに経済的には恵まれながらも心は満たされない生活を送っていた。ある週末、20年前に離婚した元夫のエドワード(ジェイク・ギレンホール)から、彼が書いた小説「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」が送られてくる。
彼女に捧げられたその小説は暴力的で衝撃的な内容だった。精神的弱さを軽蔑していたはずの元夫の送ってきた小説の中に、それまで触れたことのない非凡な才能を読み取り、再会を望むようになるスーザン。彼はなぜ小説を送ってきたのか。それはまだ残る愛なのか、それとも復讐なのか――。

トム・フォードが『シングルマン』に続きメガホンを執った監督第二作。
細部にまで宿る美学に魅了される。
離婚した夫婦が20年の時を経て、「捨てた愛」「失った愛」をどう見つめ、如何なる変化を遂げるのか。映画内小説と過去と現在が交差する複雑な物語が紡がれる。言葉以上に伝わる卓越した演技と演出で導かれる濃厚な世界。デヴィッド・リンチ、デヴィッド・フィンチャー、デヴィッド・クローネンバーグ、スタンリー・キューブリック作品と同様に、「観て理解する」のではなく、色彩、ファッション、現代アートなど視覚を通して、感覚が刺激される。観たら最後、心のざわめきを抑えることができない、極上の恋愛映画にしてミステリー映画が誕生した。

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