ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(9/29~10/12)

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18年の愛をこめて。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス

監督:
 ルーシー・ウォーカー
出演:
 オマーラ・ポルトゥオンド
 マヌエル・“エル・グアヒーロ”・ミラバール
 バルバリート・トーレス
 エリアデス・オチョア
 イブライム・フェレール
上映時間:
 110分
配給:
 ギャガ

鮮やかな幕引き。終わらない伝説の始まり──
「バンドの始まりは?」と聞かれて、「50年代のキューバの大物ミュージシャンを集めたビッグバンドだ。それにライ・クーダーが乗ってくれた」と答える、レコードプロデューサーのニック・ゴールド。1998年、アムステルダム。その企画のもと前年にリリースしたアルバム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」がグラミー賞を受賞して大ヒットを記録、初のコンサートに先駆けて開かれた記者会見の一幕だ。
カメラは、その“大物たち”が、自らの生い立ちや音楽的ルーツを語る姿を映し出す。サルサやマンボの土台を作った故アルセニオ・ロドリゲスの伴奏者だったルベーン・ゴンサレスは、歴史に名を刻む偉大な音楽家との出会いを振り返る。最高齢で参加した90代のコンパイ・セグンドは、魅力的な笑顔を振りまきながら、今も現役でいられる秘密を打ち明ける。ニックがその歌声を「美しくて衝撃を受けた」と称える、ヴォーカルのイブライム・フェレールは、声をかけられた当時は「音楽に失望し、靴磨きをしていた」という、驚くべき事実を口にする。そして伝説のディーバ、オマーラ・ポルトゥオンドは、裕福な白人の母と貧しい黒人の父の恋の顛末を語る。
1999年、ドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』が完成、映画が拍車をかけバンドは社会現象となり、2000年から世界ツアーが始まった。栄光の日々を追うカメラは、避けては通れないメンバーの“死”へと切り込み、亡くなる数日前まで歌って弾いて踊った、彼らの熱い最期を伝える。そして残されたメンバーは、ステージでの活動を終えることを決意する。「人の命は奪えても、歌声は奪えない。」今、音楽への愛で結ばれたメンバーは、先に旅立った仲間たちの魂と共に、“アディオス世界ツアー”へと踏み出していく──。

「誰にでも人生の花はいつか必ず咲き誇る」最後の瞬間まで輝く生命を描く音楽ドキュメンタリー
1997年、1枚のアルバムが、世界の音楽シーンに驚きと至福のセンセーションを巻き起こした。当時なんと90代のギタリストを筆頭に、かつて第一線で活躍していたキューバのベテラン歌手や音楽家たちを復活させた、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」だ。アルバムタイトルは、実在した会員制の音楽クラブの名前で、そのまま彼らのバンド名にもなった。アメリカの偉大なるギタリストと称えられる、ライ・クーダーがプロデュースしたこのアルバムは、権威あるグラミー賞を受賞し、ワールド・ミュージックのジャンルとしては異例となる400万枚を売り上げた。
さらに、名匠ヴィム・ヴェンダースが彼らの音楽と人柄に惚れ込んで監督したドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』が、全世界で破格のヒットを飛ばし、アカデミー賞®長編ドキュメンタリー賞にノミネートされる。日本でも2000年に公開され、ミニシアターの枠を超える大ヒットを成し遂げた。その熱狂は、音楽・映画にとどまらず、サルサダンスのブームやキューバレストランの流行、キューバへの直行便の就航が始まるまでの社会現象へと広がっていった。
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