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07月

ザ・バニシング 消失[1988](7/27~8/2)

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彼女は消えた、跡形もなく、忽然と


監督:
 ジョルジュ・シュルイツァー
出演:
 ベルナール=ピエール・ドナデュー
 ジーン・ベルボーツ
 ヨハンナ・テア・ステーゲ
 グウェン・エックハウス
上映時間:
 106分
日本公開日:
 2019/4/12
製作年:
 1988年
映倫区分:
 -
配給:
 アンプラグド

7月、オランダからフランスへと車で小旅行に出掛けていたレックスとサスキア。立ち寄ったドライブインで、サスキアは忽然と姿を消してしまう。必死に彼女を捜すも手掛かりは得られず、3年の歳月が経過。依然として捜索を続けるレックスの元へ、犯人らしき人物からの手紙が何通も届き始め…。

巨匠スタンリー・キューブリックが3回鑑賞し、
「これまで見たすべての映画の中で最も恐ろしい映画だ」
と絶賛したサイコサスペンス映画
ラストへの戦慄が『サイコ』(60)、『羊たちの沈黙』(91)、『セブン』(95)、『ゴーン・ガール』(14)を超えると言われる、サイコロジカル・サスペンスの傑作がついに日本で劇場初公開。
ある日突然消えた恋人を捜して、執念と亡霊に取り憑かれたかのように次第に精神を追い詰められていく男と、自分の異常性と正常性を立証したいという欲求から、ある「実験」に手を染める男。その対峙を通して、我々の前に筆舌に尽くしがたい絶望と恐怖があぶり出されていく。

監督は『マイセン幻影』(92)、『ダーク・ブラッド』(12)のフランス人監督、ジョルジュ・シュルイツァー。スタンリー・キューブリックは本作を3回観て「これまで観たすべての映画の中で最も恐ろしい映画だ」とシュルイツァーに伝えたという。93年には監督自身の手によりジェフ・ブリッジズ、キーファー・サザーランド、サンドラ・ブロック出演でハリウッド・リメイクされた。
過剰な演出を排除したことで、より重い余韻を醸し出す事に成功したこのオリジナル版は、満を持して人々の心に深い爪痕を残すであろう。
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