04
01月

エセルとアーネスト ふたりの物語(1/4〜1/10)

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"普通"を懸命に生きた すべての父と母へ


監督:
 ロジャー・メインウッド
出演:
 ブレンダ・ブレシン/エセル
 ジム・ブロードベント/アーネスト
 ルーク・トレッダウェイ/レイモンド・ブリッグズ
原題:
 Ethel & Ernest
上映時間:
 94分
日本公開日:
 2019年9月28日
製作年:
 2016年
映倫区分:
 G
配給:
 チャイルド・フィルム、ムヴィオラ

何杯の紅茶を一緒に飲んだろう。
ささやかな幸せを生きた
ふたりの日々に温かな涙があふれる。

1928年、ロンドン。貴婦人のメイドとして働く少し昔気質で生真面目なエセルはある日、陽気で楽天的な牛乳配達のアーネストと出会い、2年後に結婚。ロンドン郊外のウィンブルドン・パークに小さな家を25年ローンで購入する。大理石の柱に、鉄の門、風呂に水洗トイレまでついて、希望に満ちた新婚生活が始まる。
3年後、待望の息子レイモンドが誕生。その成長を見守る一家の幸せを、戦争の影が脅かす。しかしつらい日々の中にも、レイモンドが疎開先から送ってくる手紙や、つかの間の再会が、ふたりに喜びをもたらしてくれる。

「スノーマン」「風が吹くとき」などの名作が世界中で愛される英国の絵本作家レイモンド・ブリッグズが自身の両親の人生を描いた感動の物語。
 1928年、ロンドン。楽天的で陽気な牛乳配達のアーネストは、生真面目で働き者のメイドのエセルと恋に落ち、結婚。最愛の息子の誕生、第二次世界大戦の苦難、戦後の経済発展を経て、ふたりが同じ年に世を去る1971年までを描いた傑作絵本が原作です。どんな時代にも、ありふれた日々の暮らしの中で、些細なことを笑いあえる時間を大切に生きたエセルとアーネストの姿が、これほどまでに愛おしいのは、この物語が世界中のどこにでもいた多くの父母の物語でもあるからです。

絵本が動き出したかのような温かな質感の手描きアニメーション。
英国を代表する名優たちと、ポール・マッカートニーの書き下ろしエンディング曲。
 原作者から全幅の信頼をえて本作を作りあげたのは、『スノーマンとスノードッグ』の監督ロジャー・メインウッド。声優陣は、母エセルに、『秘密と嘘』でカンヌ国際映画祭女優賞に輝いたブレンダ・ブレッシン。父アーネストに、『アイリス』『パディントン』などのアカデミー賞俳優ジム・ブロードベント。成長したレイモンドの声は『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』のルーク・トレッダウェイが担当。世界的作曲家カール・デイヴィスが手がけた、それぞれの時代を彩る多彩な音楽も魅力です。またエンディング曲を、ブリッグズの大ファンだというポール・マッカートニーが、自身の母への想いを込めて曲を書き下ろし、自ら歌い演奏しています。
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