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09月
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『夜明け前』上映特別イベント(9/29~30)
CATEGORYイベント
9/30(日)トークショー実施いたします
※台風の影響により、イヴォンヌ・ドネガーニ先生と三脇康生先生のトークショーに変更となりました。ご了承ください。
『夜明け前』上映後特別イベント
2日間限定。映画鑑賞後に参加いただけます。
呉秀三(日本の近代精神医療の礎を作った精神科医)が日本における「私宅監置」の状況を報告してから、今年で100年目を迎えます。「私宅監置」とは、明治・大正期の日本で行われていた制度で、自宅に専用のスペースを作り精神の病を持つとされた人を留置することです。WHO含め、世界各国では、メンタルヘルスの意識啓発と偏見・差別をなくすための活動が行われている一方、日本の現状は道半ばです。精神科病床が世界最高の30万床を超え、その多くが社会的入院と言われています。また、長期入院者が多数いるだけではなく、自宅監禁や自由の制限などが後を絶ちません。
「夜明け前」と題されたこの映画の意味は何か?すべての人には存在価値があること、人が無意識にもつ偏見など、地域社会が関心をもち、理解を深めていくことが大切ではないでしようか。この映画とイベントを通して、もう一度、共に考え合う機会にできればと思います。
2018年9月29日(土) 上映:13時~/講演:14時10分~15時10分
特別講演「イタリア・ボローニャでの精神障がい者と地域との共生の歩み ―よりあたりまえな地域社会の実現に向けて―」
イタリアでバザーリア法(精神病院を無くす法律)が制定され、今年40年。イタリアは世界に先駆けて、精神の病をもつ人の隔離や排除を止め、社会に開かれた地域精神保健サービスを確立した国です。イタリアでも精神の病をもつ人を拘束していた時期はありました。拘束から解放され、あたり前に地域で暮らせるようになるまでの歩みを、ボローニャでの実例を通して講演いただき、地域生活中心のメンタルヘルスケアについて考えます。

講演 イヴォンヌ・ドネガーニ(精神科医/ボローニャ精神保健局元局長)
通訳 栗原 和美 (イタリア国立ミラノ大学 哲学専攻)
2018年9月30日(日) 上映:13時~/トーク:14時10分~15時10分
トークショー「これからの日本の精神科医療保健の方向性は?-身体拘束について考えてみましょう-」
呉秀三が精神の病をもつ人の多くが座敷牢にいることを調査、報告してからちょうど100年。今も30万近い人が精神科病院に入院しています。さまざまな環境や状態がある中で、身体拘束は増加傾向にあります。地域一体となって、これからの方向性について、共に考えてみましょう
講師:長谷川 利夫(精神科作業療法士/杏林大学保健学部教授)
コメンテーター:三脇 康生 (精神科医/仁愛大学大学院教授)
【✨9/29 満員御礼✨】
本日はご来場頂き誠にありがとうございました。こんなに沢山の方にいらして頂けたことに驚きと心強さを感じました。今後も微力ですかご協力させてください。
さて、明日は台風の影響により、登壇者が変更となりますが実施予定です。
お足元気をつけてご来場ください!
【✨9/30 続・満員御礼✨】
『夜明け前』特別トークショー
2日に渡りお送りしましたがいかがでしたでしょうか。
まだ日本は"夜明け前"ですが、この二日間の様子から、明るい将来、光を垣間見た気がしました。
ご尽力頂きました関係者、講師、そして ご来場頂きました皆さま、ありがとうございました!
メトロ劇場 特集上映「いきる!-生と幸福、尊厳、人生・・・-」
言葉がうまく話せない志乃、音痴な加代。不器用な2人の傷だらけでまぶしい日々。
毎日が愛おしい。
人生は 冒険だ
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