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08月

17歳の瞳に映る世界(8/21~9/10)

Never_Rarely_Sometimes_Always.jpg
自分で選ぶ 未来のために

監督:
 エリザ・ヒットマン
出演:
 シドニー・フラニガン
 タリア・ライダー
 セオドア・ペレリン
 ライアン・エッゴールド
 シャロン・バン・エッテン
原題:
 Never Rarely Sometimes Always
上映時間:
 101分
日本公開日:
 2021年7月16日
製作:
 2020年製作/アメリカ
映倫区分:
 PG12
配給:
 ビターズ・エンド、パルコ

ペンシルベニアからニューヨークへ――
痛みを感じながらも、この景色を見つめ続ける。
ペンシルベニア州に住むオータムは、愛想がなく、友達も少ない17歳の高校生。ある日、オータムは予期せず妊娠していたことを知る。ペンシルベニア州では未成年者は両親の同意がなければ中絶手術を受けることができない。同じスーパーでアルバイトをしている、いとこであり唯一の親友スカイラーは、オータムの異変に気づき、ふたりで事態を解決するため、ニューヨークへ向かう……。

ベルリン、サンダンスをはじめ、世界が絶賛!
17歳の少女たちが向き合う世界を鮮やかに活写した物語。
愛想がなく、友達も少ない17歳のオータム。予期せぬ妊娠をしたことで、いとこのスカイラーと共にペンシルベニアからニューヨークへ向かう。その旅の中で、彼女たちが常に向き合っている世界が浮き彫りになってゆく。女性であることで感じつづける痛み、女性であることを利用して生きていく機知、弱音を吐かない強がり、ただ寄り添うやさしさ、多くを語らずとも感じられる繋がり……。
少女ふたりの数日間を描いたロードムービーというミニマムな作りながら、どの国にも通じる、思春期の感情と、普遍的な問題をあぶり出し、ベルリン国際映画祭銀熊賞、サンダンス映画祭2020ネオリアリズム賞を獲得するなど世界中の映画賞を席巻! ロッテン・トマトでも99%(2021/4/22時点)の超高評価を得ている。大きな出来事が起きなくても、夢中で彼女たちの行方を見守る……現代を生きる我々の心に刺さる物語が誕生した。

主演のシドニー・フラニガンが全米で賞を総なめ!
バリー・ジェンキンスらが製作を強力バックアップ!
主人公オータムを演じるのは、新星シドニー・フラニガン。デビュー作であり、歌声も披露した本作の演技が喝采を浴び、全米の映画賞でブレイクスルー賞、女優賞を総なめにしている。スカイラー演じるタリア・ライダーもスティーブン・スピルバーグ監督作品『ウエスト・サイド・ストーリー』の出演が決定している注目株。また、エンディング曲を提供したシャロン・ヴァン・エッテンが、オータムの母役として出演しているのも見逃せない。俳優たちの素晴らしい演技により、本作に生き生きとしたリアリティが与えられた。
監督は本作が日本で劇場初公開となるエリザ・ヒットマン。前作「ブルックリンの片隅で」(17)でサンダンスの監督賞を受賞した新鋭監督だ。撮影はアニエス・ヴァルダ監督やヴィム・ヴェンダース監督との協働で知られるエレーヌ・ルヴァール。映画音楽を手掛けたのは、シンガーソングライターのジュリア・ホルター。そして、『ムーンライト』の監督・脚本のバリー・ジェンキンスとプロデューサーのアデル・ロマンスキーほか、強力なプロデューサーたちが製作に名を連ねている。

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