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08月

逃げた女(8/28~9/3)

The_Woman_Who_Ran.jpg
ひとりになって 見えてきたもの。

監督:
 ホン・サンス
出演:
 キム・ミニ
 ソ・ヨンファ
 ソン・ソンミ
 キム・セビョク
 イ・ユンミ
 クォン・ヘヒョ
 シン・ソクホ
 ハ・ソングク
原題:
 The Woman Who Ran
上映時間:
 77分
日本公開日:
 2021年6月11日
製作:
 2020年製作/韓国
映倫区分:
 G
配給:
 ミモザフィルムズ

5年間1日たりとも離れたことのない夫、愛しているなら当然と思ってきた、今日までは一。 
ソウル郊外、3人の女友だちとの再会。女たちの迷いと優しさ、隠された本心。
女は何から逃げたのか。 

世界が注目する名匠ホン・サンス監督×主演キム・ミニ(『夜の浜辺でひとり』の最新作。
ガミは、5年間の結婚生活で一度も離れたことのなかった夫の出張中に、ソウル郊外の3人の女友だちを訪ねる。バツイチで面倒見のいい先輩ヨンスン、気楽な独身生活を謳歌する先輩スヨン、そして偶然再会した旧友ウジン。行く先々で、「愛する人とは何があっても一緒にいるべき」という夫の言葉を執拗に繰り返すガミ。穏やかで親密な会話の中に隠された女たちの本心と、それをかき乱す男たちの出現を通して、ガミの中で少しずつ何かが変わり始めていく。

第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞) 受賞
ホン・サンス監督×主演キム・ミニ、7度目のタッグ作
ポン・ジュノ監督作『パラサイト 半地下の家族』(19)が米アカデミー賞作品賞に輝き、キム・ボラ監督の長編デビュー作『はちどり』(18)がコロナ禍の日本でスマッシュ・ヒットを記録。娯楽映画からアートハウス系の作品まで質量共に充実し、世界的に注目を集める韓国映画において、ひときわ特異な存在感を放ち続ける映画作家、ホン・サンス。24作目となる新作『逃げた女』は、第70回ベルリン国際映画祭で初の銀熊賞(監督賞)を受賞、2020年カイエ・デュ・シネマが選ぶベストテン2位に輝いた注目作だ。監督の公私のパートナーであり、パク・チャヌク監督作『お嬢さん』(16)でも鮮烈な印象を残した女優キム・ミニ(ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ「21世紀最高の俳優25人」にソン・ガンホと共に選出)との7度目のタッグ作であり、監督作品の常連俳優のソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョ、『はちどり』のユジン先生を演じたキム・セビョクなど実力派が顔を揃えた。猫の名演技にもご注目!

愛について、結婚について、これからについて
揺れ動く女性心理をスリリングにあぶり出す
ホン・サンス作品の代名詞ともいえる長回しや奇妙なズームアップの演出が、一見たわいない会話、登場人物の気まぐれな行動を通して、愛や結婚、さらには人間や人生の本質をユーモアと詩情豊かに描き出していく。果たして「逃げた女」とは誰のことなのか、そして、彼女は一体何から逃げたのか――。
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