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09月
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シンプルな情熱(9/25~10/8)
CATEGORY映画情報<上映終了>

昨年の九月以降、
私は、ある男性を待つこと以外、
何もしなくなった―――
監督:
ダニエル・アービッド
出演:
レティシア・ドッシュ
セルゲイ・ポルーニン
ルー=テモ・シオン
キャロリーヌ・デュセイ
グレゴワール・コラン
スリマヌ・ダジ
原題:
Passion simple
上映時間:
99分
日本公開日:
2021年7月2日
製作:
2020年製作/フランス・ベルギー合作
映倫区分:
R18+
配給:
セテラ・インターナショナル
年下男性との愛の体験を赤裸々に綴り衝撃を呼んだベストセラー小説の映画化
彼は、私と世界を結びつけてくれた―
「去年の9月から何もせず、ある男性を待ち続けた」と追想するエレーヌ(レティシア・ドッシュ)。パリの大学で文学を教える彼女は、仕事もしたし、友だちと映画館へも行った。だが、彼と抱き合う以外のことは現実感がなく、何の意味もなかったのだ。彼の名前はアレクサンドル(セルゲイ・ポルーニン)、あるパーティで出会った、年下で既婚者のロシア人だ。友人のアニタ(キャロリーヌ・デュセイ)からは「のめり込まないで。いずれロシアに帰るのよ」と忠告されていたが、エレーヌには今の恋を生きることが全てだった。
アレクサンドルからの電話をひたすら待ちわびるエレーヌであったが、彼から「次にいつ会えるかわからない、3週間フランスを離れる」と告げられる。彼の不在に耐えられなくなったエレーヌは、息子とフィレンツェへの旅に出る。
そして、3週間後、アレクサンドルからの連絡を待つエレーヌのもとに、1本の電話が入るが…。
フランス現代文学の頂点 アニー・エルノー原作
年下男性との愛と性の実体験を赤裸々に綴り衝撃を呼んだベストセラー小説、遂に映画化
アムールの国フランスの女性たちの深い共感を呼び、大ベストセラーを記録した「シンプルな情熱」、遂に映画化。ノーベル文学賞の候補にも名を連ねる作家アニー・エルノーが、1991年に発表した不世出の問題作、恋愛小説の傑作だ。エルノー自身の実体験が赤裸々に綴られ、日本でも人気作家から熱い支持を受け、大反響を巻き起こした。
パリの大学で文学を教えるエレーヌは、あるパーティでロシア大使館に勤めるアレクサンドルと出会い、そのミステリアスな魅力に強く惹かれ、たちまち恋におちる。今まで通り、大学での授業をこなし、読書も続け、友達と映画館へも出かけたが、心はすべてアレクサンドルに占められていた。年下で気まぐれ、既婚者でもあるアレクサンドルからの電話をひたすら待ちわびる日々の中、エレーヌが最も恐れていたことが起きてしまう──。
カンヌに見出された監督がパリを舞台に <恋という名の情熱のすべて>を描く
恋の共感に胸が高鳴る、 甘く切ない愛と官能の物語
レバノン出身のダニエル・アービッド監督が女性ならではの視点で、原作のスピリットを繊細かつ大胆に表現し、2020年カンヌ国際映画祭公式作品に選出、メディアからも絶賛された。
舞台はすれちがう男女を恋へと誘う街、パリ。カルチェラタンの映画館、中世美術館付近の公園や書店など、パリの今がリアルに映し出される。また、エレーヌの心情を奏でる音楽は、フライング・ピケッツのカバー「Only you」、ボブ・ディランの伝説の曲をリンダ・フォーゲルがカバーした「I want you」など、響き合う歌詞と映像が深い余韻を残す。
恋の高揚感と幸福感、そしてその裏側の痛み。恋という名の情熱とは、自分自身を再発見し、人生をさらに自由に羽ばたくためのギフトだと教えてくれる、甘く切ない愛と官能の物語。
バレエ界の反逆者にして孤高の天才ダンサー、セルゲイ・ポルーニン
フランスのトップ俳優への階段を駆け上がるレティシア・ドッシュと競演
エレーヌには、『若い女』でリュミエール賞有望女優賞を受賞したレティシア・ドッシュ。日本でも大ヒットした『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』のセルゲイ・ポルーニンが恋人役を熱演。ポルーニンは麗しい肉体を惜しげもなく披露、クールな瞳と一瞬だけ零れる無邪気な微笑みのギャップに、心奪われずにはいられない。
ふたつの肉体を通して魂が一つに結ばれるラブシーンは、史上最高に美しく官能的。パリの街を舞台に、愛すること、愛されることの歓びがスクリーンから溢れ出す。

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