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05月

モンテッソーリ 子どもの家(5/14~5/20)

Le_maitre_est_lenfant.jpg
教室は縦横無尽のワンダーランド

監督:
 アレクサンドル・ムロ
撮影:
 アレクサンドル・ムロ
編集:
 カトリーヌ・マメシエ
音楽:
 ダミアン・サランソン
日本語吹き替え:
 本上まなみ
 向井理
原題:
 Le maitre est l'enfant
上映時間:
 105分
製作:
 2017年製作/フランス
映倫区分:
 G
配給:
 スターサンズ、イオンエンターテイメント

世界を席巻するIT企業 Amazon や Google 創業者から
イギリス王室、オスカー俳優のジョージ・クルーニー、 
14歳でプロ入りを果たした藤井聡太棋士まで!
Amazon のジェフ・ベゾス、Google のラリー・ペイジ & セルゲイ・ブリン、Wikipedia 創始者のジミー・ウェールズ、英国王室のウィリアム & ヘンリー王子、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」で日本でも話題になった経営学者のピーター・ドラッカー、「アンネの日記」のアンネ・フランク、そして “AI 超え” の一手で世間を驚愕させた 藤井聡太棋士など、錚々たる著名人が受けたとして知られる《モンテッソーリ教育》。 イタリア出身のマリア・モンテッソーリが 20 世紀初頭に考案し、現在 140 以上の国に普及しているといわれるこのメソッドとは、一体どんなものなのだろうか?

フランス最古のモンテッソーリ学校に通う、 
2歳半~6歳の 28人のクラスを2年3カ月にわたって観察。
子どもたちは “お仕事”が大好き!
ここでは子どもの自主性を尊重する先生の指導のもと、子どもたちがユニークな教具を思い思いに選んで自由に学ぶ。水差しの中身を測ったり、お料理やアイロンかけなどの作業をしたり、マットと格闘したり… これらが子どもたちの大好きな学校でのお仕事! 自身の子育てに疑問を持った監督がその答えを “子どもの家” に求めて、教室に小型カメラを設置。 静かに注意深く子どもたちを観察し、彼らの自然な表情や のびのびとした姿、成長の過程で訪れる魔法のような瞬間の数々を捉えることに成功している。

無限の可能性を秘めた子どもたちは「ちいさな大人」ではない。 
未来をつくり、平和の担い手 であることを再発見させてくれる、
珠玉のドキュメンタリー!
本作には著作から引用されたモンテッソーリ自身の言葉が散りばめられ、ガイド役を果たしている。その声に『紙屋悦子の青春』(06)で映 画賞に輝き、『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』(19)などのナレーションでも知られる本上まなみ。監督の声を、NHKの大河ド ラマ「麒麟がくる」(20)、映画 『ザ・ファブル』 (19)、また多くの舞台でも活躍する向井理が務めた。 私たちに教育の大切さや育児のヒントをもたらす本作は、前述に加えて、子どもたちが決して単なる「ちいさな大人」でなく、自由な意思を 持つ社会の一員であること、そして平和で寛容な世界のつくり手であることを開眼させてくれる、珠玉のドキュメンタリーだ。

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