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05月
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アネット(5/7~5/20)
CATEGORY映画情報<上映終了>
愛が、たぎる
監督
レオス・カラックス
原案
スパークス
(ロン・メイル ラッセル・メイル)
出演:
マリオン・コティヤール
サイモン・ヘルバーク
デビン・マクドウェル
ラッセル・メイル
ロン・メイル
古舘寛治
水原希子
福島リラ
原題:
Annette
上映時間:
140分
製作:
2020年製作/フランス・ドイツ・ベルギー・日本・メキシコ合作
映倫区分:
PG12
配給:
ユーロスペース
第74回 カンヌ国際映画祭(2021年)監督賞受賞
愛の大渦に呑み込まれる、
ダークファンタジー・ロック・オペラ!
ロサンゼルス。 攻撃的なユーモアセンスをもったスタンダップ・コメディアンのヘンリーと、国際的に有名なオペラ歌手のアン。“美女と野人”とはやされる程にかけ離れた二人が恋に落ち、やがて世間から注目されるようになる。だが二人の間にミステリアスで非凡な才能をもったアネットが生まれたことで、彼らの人生は狂い始める。
撮影現場でライブで歌われたミュージカル
デモーニッシュな運命に翻弄される神話的カップル
ロック界で50年のキャリアを持つ兄弟バンド・スパークス(ロン&ラッセル・メイル)。『ホーリー・モーターズ』での楽曲使用が縁でカラックスと知り合い、ミュージカルの案をいくつか送り、『アネット』が選ばれて長期間のコラボを経て映画化が実現した。カラックスは10代からスパークスのファンだったといい、アルバム『ヒポポタマス』(2017年)ではボーカル&アコーデオンで“When You’re a French Director”にも参加した。
スパークスは、台詞がすべて歌われるジャック・ドゥミのミュージカルへのオマージュも込めたと語るが、『ホーリー・モーターズ』でカイリー・ミノーグが歌ったシーンと同じく本作でも(ミュージカル映画で一般的なプリレコーディング方式ではなく)撮影現場でライブで歌われたので、役者たちには困難な作業となった。
唯一無二の監督カラックスのとてつもない傑作!
レオス・カラックスは唯一無二の監督である。彼の映画は誰の作品にも似ていない。まるで流れに逆行するかのように一作ごとに作風や文体を変えるので、自分自身の映画にすら似ていない。その物語はいつもどこか神話のようでもあり、説明可能なことと不能なことが混ざり合い、謎に答えはない。そのときどきに作者が抱えていた思考や感覚が不思議な夢のような形で物語られるのだ。

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