25
06月

パリ13区(6/25~7/8)

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つながるのは簡単なのに 愛し合うのはむずかしい

監督・脚本:
 ジャック・オーディアール
共同脚本:
 セリーヌ・シアマ
 レア・ミシウス
原作:
 エイドリアン・トミネ
 「アンバー・スウィート」、「キリング・アンド・ダイング」、「バカンスはハワイへ」
出演:
 ルーシー・チャン
 マキタ・サンバ
 ノエミ・メルラン
 ジェニー・ベス
 カミーユ・レオン=フュシアン
 オセアーヌ・カイラティ
 アナイド・ロザム
 ポル・ホワイト
原題:
 Les Olympiades
製作:
 2021年製作/フランス
上映時間:
 105分
映倫区分:
 R18+
配給:
 ロングライド

洗練されたモノクロームで映し出す、誰も見たことのなかったパリがここにある。

気軽に人とつながれても、愛を深めるのは簡単じゃない。
迷いながらも何かを求め続ける大人たちの恋愛物語。それは人生が一変した日曜日だった―。
コールセンターでオペレーターとして働く台湾系フランス人のエミリーのもとに、ルームシェアを希望するアフリカ系フランス人の高校教師カミーユが訪れる。二人は即セックスする仲になるものの、ルームメイト以上の関係になることはない。同じ頃、法律を学ぶためソルボンヌ大学に復学したノラは、年下のクラスメートに溶け込めずにいた。金髪ウィッグをかぶり、学生の企画するパーティーに参加した夜をきっかけに、元ポルノスターでカムガール(ウェブカメラを使ったセックスワーカー)の“アンバー・スウィート”本人と勘違いされ、学内中の冷やかしの対象となってしまう。大学を追われたノラは、教師を辞めて一時的に不動産会社に勤めるカミーユの同僚となり、魅惑的な3人の女性と1人の男性の物語がつながっていく。

ジャック・オディアール『ゴールデン・リバー』
×セリーヌ・シアマ『燃ゆる女の肖像』
×レア・ミシウス『アヴァ』
 が描くミレニアル世代4人の男女が織りなす “新しいパリ” の物語
カンヌ国際映画祭パルムドール受賞『ディーパンの闘い』をはじめ数々の名作で世を驚かせてきた、今年70歳を迎える鬼才ジャック・オディアール監督。待望の最新作では、『燃ゆる女の肖像』で一躍世界のトップ監督となったセリーヌ・シアマと、若手注目監督・脚本家レア・ミシウスと共同で脚本を手がけ、大胆さと繊細さを併せ持つ女性のまなざし、そして圧倒的なモノクロの映像美で“新しいパリ”の物語を描き出した。舞台となる13区は、高層住宅が連なる再開発地区で、アジア系移民も多く暮らす。古都のイメージとはまったく違う独創的で活気に満ちた、まさに現代のパリを象徴するエリアだ。このフランス映画界屈指の世代を超えたコラボレーションは大きな話題を呼び、2021年のカンヌ国際映画祭で絶賛、セザール賞では5部門にノミネートされた。

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