09
07月

瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと(7/9~7/29)

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晩節なんて汚したっていい。好きに行動すればいいの。

監督:
 中村裕
語り:
 中村裕
朗読:
 奥貫薫
音楽プロデュース:
 菊地成孔
演奏:
 菊地成孔
 林正樹
出演:
 瀬戸内寂聴
製作:
 2022年製作/日本
上映時間:
 95分
映倫区分:
 G
配給:
 KADOKAWA

生きるということは、
 死ぬ日まで自分の可能性をあきらめず、
与えられた才能や日々の仕事に
 努力し続けることです。

大正、昭和、平成、令和と
 4つの時代を生きた作家が語る、
  「恋」と「革命」その人生。
2022年5月15日で満100歳を迎えるはずであった瀬戸内寂聴に、密着17年間という歳月を撮影し続けた監督・中村裕。2015年にNHKスペシャル「いのち瀬戸内寂聴密着500日」(ATP賞ドキュメンタリー部門最優秀賞受賞)のディレクターもつとめた実力派監督だ。17年に及ぶ密着では、日常的に互いに全てを報告し合う、まるで母親、先達、友人、あるいは恋人のような・・・形容しがたい関係性の二人。長年、寄り添い続けた監督だから描ける“誰も知らない瀬戸内寂聴”の“本音”や“金言”の数々が満載の貴重なドキュメンタリー映画が誕生した。

密着17年――。
誰も知らない瀬戸内寂聴の
金言の数々と秘蔵映像。
99年の恋と革命。
その波乱万丈の「生き様」とは─。
寂聴は、死の直前まで月刊誌、新聞の連載をこなす“現役“作家であり、2020年1月まで行っていた、月一の法話には全国から人が押し寄せる「最長寿の国民的アイドル」。駆け落ち、不倫、三角関係など、自らの体験を私小説の形で次々に発表し、世間のバッシングに晒されるも、女流作家として不動の地位を確立。51歳のとき出家し、以来、僧侶、作家の2つの顔を持つ。いつまでも恋心を持って生きる―。女性であるということを忘れず人生を楽しむ―。彼女の“生き様”は、不寛容な空気が充満しつつある現代社会で、人間の生命力とは何かを強く感じさせてくれ、〈いかに生き、老いていけばいいのか〉というヒントともなるはずだ。

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