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07月

わたしは最悪。(7/30~8/12)

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人生は選択―― 時々、運命。

監督・共同脚本;
 ヨアキム・トリアー
共同脚本;
 エスキル・フォクト
主演:
 レナーテ・レインスベ
 アンデルシュ・ダニエルセン・リー
 ハーバート・ノードラム
原題:
 The Worst Person in the World
制作:
 2021年製作/ノルウェー・フランス・スウェーデン・デンマーク合作
上映時間:
 128分
映倫区分:
 R15+
配給:
 ギャガ

第74回 カンヌ国際映画祭 女優賞(レナーテ・レインス) 受賞

〈理想の未来〉と〈シビアな現実〉の間で揺れながらも、 
自分に正直に人生を選択していくユリヤの恋と失敗と成長の物語"
学生時代は成績優秀で、アート系の才能や文才もあるのに、「これしかない!」という決定的な道が見つからず、いまだ人生の脇役のような気分のユリヤ。そんな彼女にグラフィックノベル作家として成功した年上の恋人アクセルは、妻や母といったポジションをすすめてくる。ある夜、招待されていないパーティに紛れ込んだユリヤは、若くて魅力的なアイヴィンに出会う。新たな恋の勢いに乗って、ユリヤは今度こそ自分の人生の主役の座をつかもうとするのだが──。

〈最悪なわたし〉に〈最高の共感〉!
監督は『母の残像』『テルマ』のヨアキム・トリアー。カンヌ国際映画祭コンペティション部門とある視点部門に本作を含め3度正式出品されるなど、海外の映画祭で高く評価され、ノルウェーで最もリスペクトされている奇才だ。
ユリヤを演じるのが、これが映画初主演となるレナーテ・レインスヴェ。子供の無邪気さと愚かさ、大人のずるさと賢明さが混在する年代の感情の揺れ動きを、繊細かつ大胆な演技でグラデーション豊かに表現、本作で映画界の未来を担う存在へと躍り出た。アクセルには、『パーソナル・ショッパー』『ベルイマン島にて』のアンデルシュ・ダニエルセン・リー。レナーテを輝かせながらも、アクセルの視点から見れば、もう1本の作品が成立するほどの情感のこもった演技で魅了する。アイヴィンには、主にコメディ作品で高い人気を誇る、ノルウェーの俳優ヘルベルト・ノルドルム。
芸術の都オスロを舞台に、スタイリッシュで遊び心溢れる独創的な映像と、60~70年代に活躍したハリー・ニルソンなど、今この時代にこそフィットするキャッチーな音楽で、恋愛、キャリア、家族、結婚など人生のターニングポイントを追いかける。ロマンティックな夢とヒリヒリする現実、喜びと悲しみの両面を痛烈なほどリアルに描き、「あの日、あの時、私もそうだった」と観る者を一瞬で過去の自分へと連れ去り、「あれで良かった」と肯定してくれる、圧倒的共感映画の誕生!

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