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12月
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名優 ポール・ニューマン 特集(12/31~1/27)
CATEGORY映画情報<上映終了>
時代に愛され、世界が憧れた永遠のハリウッド・スター
20世紀アメリカを代表する、 永遠にカッコいい反逆児
テアトル・クラシックス第2弾は、「名優 ポール・ニューマン」特集。
タフで繊細、クールでチャーミング 映画史上最も美しい碧い瞳を持つ伝説のハリウッド・スター(ポール・ニューマン〉 の魅力あふれる4作品を一挙公開!
【特別鑑賞料金】
一般(シニア含む):1200円
学生:500円
障がい者(付き添い1名まで):1000円
◆上映スケジュール
2022/12/31(土)~2023/1/6(金) | ||||||
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12/31(土) | 1/1(日) | 1/2(月) | 1/3(火) | 1/4(水) | 1/5(木) | 1/6(金) |
ハスラー | ||||||
2023/1/7(土)~1/13(金) | ||||||
1/7(土) | 1/8(日) | 1/9(月) | 1/10(火) | 1/11(水) | 1/12(木) | 1/13(金) |
明日に向って撃て | ||||||
2023/1/14(土)~1/20(金) | ||||||
1/14(土) | 1/15(日) | 1/16(月) | 1/17(火) | 1/18(水) | 1/19(木) | 1/20(金) |
暴力脱獄 | ||||||
2023/1/21(土)~1/27(金) | ||||||
1/21(土) | 1/22(日) | 1/23(月) | 1/24(火) | 1/25(水) | 1/26(木) | 11/27(金) |
熱いトタン屋根の猫 | 明日に向って撃て | ハスラー | 熱いトタン屋根の猫 | 暴力脱獄 | 熱いトタン屋根の猫 | 熱いトタン屋根の猫 |
◆作品詳細
明日に向って撃て! [1969](1/7~1/13, 1/22) |
![]() (c)1969 Twentieth Century Fox Film Corporation 明日に向って撃て! [1969] 今日をすて明日に生きる・・・・現代に甦る鮮烈の青春!! 第42回アカデミー賞 脚本賞/撮影賞/作曲賞/主題歌賞 受賞 第27回ゴールデングローブ賞 音楽賞 受賞 [1969年|110分|アメリカ|カラー|シネマスコープ] 監督:ジョージ・ロイ・ヒル 出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス 原題:Butch Cassidy and the Sundance Kid 強盗団「壁の穴」を率いて銀行や鉄道を襲撃するブッチ・キャシディと、相棒で凄腕ガンマンのサンダンス・キッドは、有名なお尋ね者だ。久々に戻ったアジトでボスの座を狙う手下ハーベイに決闘を挑まれたブッチは、卑怯な手を使って勝利する。さらにハーベイの考えた列車強盗を実行に移すが、6人組の追手が登場。ブッチとサンダンスに激怒した鉄道会社社長が追跡の専門家ボルチモア卿とレフォーズ保安官を雇ったのだ。追い詰められた岩山から川に飛び込み、窮地を切り抜けた二人は、サンダンスの恋人エッタを伴って南米ボリビアへの逃亡を決意。エッタから習った銀行強盗用スペイン語を使って銀行強盗を続けた二人は、追手を見かけて一度は真っ当な仕事につくが、長続きしなかった。逃亡生活に疲れたエッタは去り、二人に残された道は? 西部開拓時代から20世紀初頭にかけて銀行や鉄道を襲撃した実在のアウトローの物語であり、アメリカン・ニューシネマを代表する作品。ニューマンは、頭の回転が速く、銃やナイフよりも言葉を武器にするブッチを茶目っ気たっぷりに好演。相棒の恋人エッタを“未来の乗り物”自転車に乗せて走り回るシーンでは、美男子ロバート・レッドフォード顔負けの色香を発散し、女性ファンのハートをわしづかみ。今も普遍の煌めきを放ち、西部劇の傑作としても名高い《青春映画の金字塔》。 |
ハスラー [1961](12/31~1/6, 1/23) |
![]() (c)1961 Twentieth Century Fox Film Corporation. ハスラー [1961] 天才ハスラーの挫折と栄光・・・伝説の36時間が、今蘇る―― 第34回 アカデミー賞 撮影賞/美術賞 受賞 [1961年|135分|アメリカ|モノクロ|シネマスコープ] 監督:ロバート・ロッセン 出演:ジャッキー・グリーソン、ポール・ニューマン、ジョージ・C・スコット、パイパー・ローリー 原題:The Hustler 新進気鋭のハスラーのエディは、15年間無敗の大物ミネソタ・ファッツに戦いを挑む。最初は押されていたが、調子が上がったエディは宣言通りに1万ドル以上もの大金を稼ぐ。相棒チャーリーが止めるのも聞かず、一昼夜以上も勝負を続けたエディは、結局ファッツに大敗。エディはチャーリーをホテルに置き去りにし、カフェで本を読んでいたサラと名乗る女性をナンパ。数日後に再会した二人は同棲を始める。バーで賭けビリヤードをして小金を稼ぐエディは、地元のギャンブラーのゴードンと組むことにする。最初の勝負相手はケンタッキーの富豪で、慣れないスリークッションに苦しんだエディは最終的に勝利を収める。稼いだ金で再びファッツに戦いを挑むと勇んだエディだったが、ホテルに戻った彼を衝撃の事件が待っていた。 主人公エディは勝ちに固執して自滅したり、ホテル代を浮かそうと女性をナンパしたり、恋人の財布から金をくすねたりと冷静に見るとダメ男。しかしニューマンが演じると、負け犬ですらかっこいいのだ。サラを演じたパイパー・ローリーが後のインタビューで「彼が美しいから、撮影中に気が散って困った」と語ったのも納得である。ニューマンは、エディが数々の障害を乗り越え、人間的に成長するさまを抑制した演技で見事に体現。まさに役者としての円熟期に差し掛かった60年代初期のニューマンの芸術性を方向付けたとも言える作品。後のマーティン・スコセッシ監督、トム・クルーズとの共演による続編「ハスラー2」も製作され大ヒットとなった。 |
熱いトタン屋根の猫 [1958](1/21, 24, 26, 27) |
![]() (c)1958 WBEI 熱いトタン屋根の猫 [1958] むせび泣くブルースにも似た 若き人妻の愛と性にからむ焦慮と悶え! [1958年|108分|アメリカ|カラー|アメリカンビスタ] 監督:リチャード・ブルックス 原作:テネシー・ウィリアムズ 出演:エリザベス・テーラー、ポール・ニューマン、バール・アイブス 原題:Cat on a Hot Tin Roof ミシシッピー州の大農園の次男ブリックは泥酔したままハードルを跳び、足首を骨折。翌日、邸宅では病院の検査を終えて帰宅する父ビッグ・ダディの誕生会の準備が行われていた。父の莫大な遺産を狙う長男グーパーと妻、その子供たちが賑やかに騒ぐ一方、ブリックと美しい妻マギーの間には冷え冷えとした空気が漂っていた。パーティーが一段落し、ビッグ・ダディは息子の飲酒癖と虚無的な生き方を叱責するが、ブリックは聞く耳を持たない。妻の愛も父親の遺産も受け取ることを拒否するブリックに苛立ったマギーは、ついにブリックの親友スキッパーの名前を出してしまう。 ニューマンが演じるブリックは、絶世の美女エリザベス・テーラー(が演じるマギー)をして、「私を夢中にさせる美貌」と言わせる南部紳士。冒頭から思い詰めた目つきをしていて、美しくセクシーな妻の誘惑を拒むあたりから、何やら訳ありなのは一目瞭然。マッカーシズムが吹き荒れ、同性愛者への偏見が強かった時代にホモセクシュアルと推察されるキャラクターを堂々と演じたニューマンの演者としてのチャレンジ魂とリベラルな人間性にも感動するはず。人間のエゴイズムと愛憎を描き、ピュリッツァー賞にも輝いたテネシー・ウィリアムズの名戯曲が、ニューマンと大女優“リズ”の競演で見事に映画化され大ヒットとなった。 |
暴力脱獄 [1967](1/14~1/20, 1/25) |
![]() (c)1967 WBEI 暴力脱獄 [1967] 殴られ、蹴られ、地獄の掟が激怒を呼ぶ! 脱獄囚をうちすえる 残忍非常 鞭の連打!! [1967年|127分|アメリカ|カラー|シネマスコープ] 監督:スチュアート・ローゼンバーグ 出演:ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ、J・D・キャノン 原題:Cool Hand Luke 泥酔し、器物破損罪で懲役刑を受けたルークは、刑務所にぶち込まれる。囚人間のヒエラルキーを無視するルークは囚人ボスの怒りを買い、二人はボクシングで決着をつけることに。大柄なボスのパンチに屈しないルークは、彼と囚人仲間から一目置かれることになる。やがてルークの母親の訃報が届くと、刑務所長は彼の脱獄を危惧し懲罰房に入れてしまう。ルークは脱獄するも、捕えられて懲罰を受ける。しかし再び脱獄。ルークは脱獄中、彼のあだ名“クール・ハンド”とサインした写真が載った雑誌を囚人ボスに送り、仲間たちは彼の自由をうらやむのだった。が、それも束の間、再び捕縛されたルークを待っていたのは、「脱走したら射殺する」との警告と残酷な懲罰。涙ながらに「もう逃げない」と誓うルークに囚人仲間は冷ややかな目を向けるが……。 ポール・ニューマンのカリスマ性が際立つ人間ドラマ。彼が演じたルークは体制に屈することなく、どんな戦いでも負けを認めない、“不屈”の象徴。賭けでゆで卵を50個食べたり、厳しい懲罰中も涼しい顔で笑うルークの無軌道さが印象的だ。ニューマンの笑顔モンタージュとなっているエンディングからもわかるが、血や土、汗にまみれていてもチャーミングという奇跡的存在なのだ。強大な権力に挑み続ける≪永遠の反逆児≫ポール・ニューマンの真骨頂とも言うべき快作。 |

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