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03月

土を喰らう十二ヵ月(3/18~3/24)

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四季の恵みに感謝し、十二ヵ月を生きる。

監督・脚本:
 中江裕司
原案:
 水上勉
 「土を喰う日々 -わが精進十二ヵ月-」
料理:
 土井善晴
音楽:
 大友良英
主題歌:
 沢田研二「いつか君は」
出演:
 沢田研二
 松たか子
 西田尚美
 尾美としのり
 瀧川鯉八
 檀ふみ
 火野正平
 奈良岡朋子
製作:
 2022年製作/G/日本
上映時間:
 111分
配給:
 日活

喰らうは生きる
食べるは愛する
いっしょのご飯が
いちばんうまい

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沢田研二、主演
料理研究家・土井善晴が映画に挑む。
四季折々の食で綴る人生ドラマ。

スクリーンで、主人公と十二ヵ月を体感する
タイトルの「土を喰らう」とは、旬を喰らうこと。四季の移ろいの中で、自然が恵んでくれる食物をありがたく頂くことだ。その食に向き合う精神は、今この瞬間を大切に生きることを意味している。楽しくも厳しい里山の暮らしから、そんな人生の極意を学んでいくツトムの物語は、日々の生活に追われ、旬を感じることが難しくなってしまった私たちに、人としての豊かな生き方を体感させてくれる。

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料理研究家・土井善晴が映画に初挑戦

白胡麻はすり鉢で皮をむいて、胡麻豆腐にする。筍を炊いて木の芽をたっぷり盛って仕上げる。原案エッセイの中に登場する豪快にして繊細な料理を、目にも耳にもおいしく再現したのは、家庭料理の第一人者として知られる料理研究家の土井善晴。本作で初めて映画の料理を手がけた土井は、食材選びや扱い方、手さばきの指導や器選びに至るまで、深く作品に携わった。

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水上勉の料理エッセイを中江裕司監督が脚本化

原案は、『飢餓海峡』などのベストセラーで知られる水上勉が、1978年に雑誌ミセスに連載した料理エッセイ。少年時代に京都の禅寺で精進料理を学んだ水上は、自ら収穫した野菜や山菜を駆使して料理を作り、それを食す歓びや料理にまつわる思い出を味わい深い文章に仕立てあげた。その世界観を元に、『ナビィの恋』の中江裕司監督が脚本を執筆。

自然を慈しみ、人と触れ合い、おいしいご飯を作り、誰かと食べられることに感謝する日々を送る男の姿を通して、丁寧な生き方とはどういうものか、真の豊かさとは何かを問いかける。


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