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06月

星に語りて Starry Sky(6/24(土)~6/29(木))

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2011年3月11日 東日本大震災 障害のある人と支援者の物語。

監督:
 松本動
脚本:
 山本おさむ
出演:
 要田禎子
 螢雪次朗
 今谷フトシ
 植木紀世彦
 枝光利雄
 菅井玲
 入江崇史
 宮川浩明
 生島ヒロシ
 赤塚真人
上映時間:
 115分
製作:
 きょうされん
 2019年製作/日本

第37回(2019年度)日本映画復興奨励賞 受賞
『JAPAN CONNECTS HOLLYWOOD 2020』"BEST PICTURE"(最優秀作品賞) 受賞

特別料金:
 一般 1,000円/高校生以下、障がい者 500円
 ※ バリアフリー上映となります

上映スケジュール:
 6/24(土) 15:00~
 6/25(日)~29(木) 19:00~
 ※ 上映は6/29(木)までとなります。30(金)は上映がございません。ご注意ください。

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2011年 3月11日
障害者の状況と支援者の活動を描く劇映画
「星に語りて~Starry Sky~」

舞台の一つは、岩手県陸前高田市。高台にある共同作業所「あおぎり」では、津波の直接的な被害は免れたものの、仲間の一人を失って落胆する利用者たちを女性所長が励ましながら、一日も早く障害のある人が日常を取り戻せるように一歩を踏み出そうとしていた。また全国障害者ネットワークでは、東京、秋田、岩手、福岡など全国のグループが連携して支援活動を始めようとしていた。そんな矢先、「障害者が消えた」という情報が入ってきた。多くの避難所をまわっても、障害のある人の姿がほとんど見当たらないというのだ。

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一方、福島第一原子力発電所事故によって避難を余儀なくされた地域の一つ、南相馬市では、避難できずに取り残されている障害のある人の存在を知った共同作業所「クロスロードハウス」の代表らが、自らの手で調査に踏み切ろうとしていた。しかし、各地の障害のある人の安否確認を進める中で、彼らに立ちはだかる障壁があった。それは、個人情報保護法によって開示されない、障害のある人の情報だった。法律によって守られる人権と、一刻を争う人命救助との狭間で苦しむ支援者たち。前項障害者ネットワークでは、この障壁を打ち破る手立てを模索していた。

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『きょうされん』では、これまでに4回の映画製作・上映活動を続けてきました。40周年記念事業として製作された、今から100年前に精神病者を救おうと奔走した呉秀三の功績を描くドキュメンタリー映画「夜明け前」に次ぐ5回目の作品は、大災害時における障害のある人の状況と支援者の活動を描く劇映画です。 2011年3月11日午後2時46分18秒、宮城県の牡鹿半島東沖で発生したマグニチュード9.0のわが国観測史上最大の地震。東日本大震災による傷跡は、未だに人々の心の中に深く刻まれています。しかし、1万8千人を超える死者の中で、障害のある人の死亡率が全住民の2倍だという事実を知る人は少ないのではないでしょうか。この映画は、当時を知る証言者たちへの取材に基づき、その知られざる実情を山本おさむ氏の脚本と新進気鋭の松本動監督によって描き出す群像劇です。実力派俳優陣に加え、障害当事者を出演者として起用し、人間味あふれるドラマが繰り広げられます。

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