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08月

アリーテ姫 [2001](8/19~8/25)※フィルム上映

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8/19~8/25


こころのちから。

アリーテ姫


監督:
 片渕須直
出演:
 桑島法子 アリーテ姫
 小山剛志 ボックス
 高山みなみ アンプル
 沼田祐介 グロベル
 こおろぎさとみ 魔女
上映時間:
 105分
制作年:
 2001年
配給:
 オメガ・エンタテインメント

フィルム上映

中世。花婿となる男性が現れる日まで、無垢な身で居続ける為に城の塔に封印されているアリーテ姫。
しかし秘密の抜け穴から度々城下に抜け出しては、そこに暮らす人々の生活を覗き見、何の取り柄のない自分にも人並みに生きる資格があるのではないかと考えるようになっていた。
ある日、アリーテ姫の婿選びが行われている城内に、千年の昔に滅び去った魔法使いの生き残りであるボックスが現れ、言葉巧みに彼女との結婚を重臣たちに...

「自分は、本当は何ができるんだろう?」「どうしてここでこんなことをしているのだろう?」…。

 誰もが生涯に一度は感じたことのある不安や疑問。でも、『アリーテ姫』を観終わった後には、自分の周りにあるしがらみが一掃されたような気分になる。

アリーテは〈お姫様〉として生まれてきた。与えられた環境に縛られて、自分に自信を持てない中、自分を信じ、励まし、自分の可能性を探して、本当の自分自身を発見していく。
主人公のアリーテ姫には“今置かれている環境に不満を持つ等身大の人物=自らの存在意義を見出せずにいる現代人”の孤独感・孤立感を投影させ、従来の“シンデレラ姫”や“白雪姫”のような王子様に助け出されるのをただ待っているだけの受け身のお姫様ではなく、自分の意志で未来を切り開いていく行動的な新しいヒロイン像が誕生した。

そこには「誰の手にも、思い描いたことを実現する力があるんだよ」という監督の強いメッセージが込められている。大人から子供まで、自分に迷い、自分にできる何かを探しているすべての世代の人たちに観て欲しい、心の冒険の物語なのだ。


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