08
07月

【アンコール上映】裸のムラ(7/8~7/14)

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どこもかしこも嗚呼、パターナリズム?!

監督:
 五百旗頭幸男
撮影:
 和田光弘
編集:
 西田豊和
音楽:
 岩本圭介
音楽プロデューサー:
 矢﨑裕行
プロデューサー:
 米澤利彦
製作:
 石川テレビ放送
 2022年製作/G/日本
上映時間:
 118分
配給:
 東風

大好評につきアンコール上映決定!!

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北陸の保守王国にみる、 ニッポンの縮図 
「はりぼて」の五百旗頭幸男監督がしかける、
笑うに笑えないポリティカル・ドキュメンタリー

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怒るか、笑うか、呆れるか…
それは映画を観るあなた次第!!

舞台は北陸の保守王国、石川県。現職最長となる7期27年目の 谷本正憲たにもとまさのり知事(75)は、コロナ禍に「無症状の方は石川県にお越しいただければ」と失言、「4人以下での会食」を呼びかけながら自身は90人以上で会食。永すぎた権力集中が招いた綻びか、仕える者は忖度の度合いを強め、為政者は傍若無人になっていく。そんな長期県政もついに終焉を迎えた。8選出馬に前向きに見えた谷本の機先を制したのは、谷本の選対本部長を務めていた衆議院議員の 馳浩はせひろし。新知事が掲げたスローガンは「新時代」。そういえば22年前、衆議院に初当選した馳が掲げていたのもまた「新時代」だった。 ムラの男たちが熱演する栄枯盛衰の権力移譲劇。ここ一番で必ず登場するのは、ご存知キングメーカーの 森喜朗もりよしろう だ。いっぽうキャメラは、市井の生活者へも向けられる。同調圧力の強い社会で暮らすムスリム一家、車で移動しながら生活や仕事をするバンライファーの家族の姿から、理想や自由をめぐる葛藤と矛盾が浮かび上がる。

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政治家、公務員、有権者、マスメディア。 
みんなそれぞれ一生懸命。
だけど、やっぱりズレている?!

監督は、富山市議会の不正を丸裸にした映画『はりぼて』の五百旗頭幸男。富山のチューリップテレビを辞した五百旗頭が、新天地の石川テレビで制作した2本のドキュメンタリー番組「裸のムラ」と「日本国男村」から本作は生まれた。映画は、私たちが暮らす社会に偏在する家父長制パターナリズムの徴を笑いとともに抉り出していくのだが、被写体と厳しく向き合うなかで、しだいに高圧的になっていく取材者自身の姿も晒すことになり…。

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