15
07月

aftersun アフターサン(7/15~7/28)

2023aftersun.jpg
最後の夏休みを再生する

監督/脚本:
 シャーロット・ウェルズ
出演:
 ポール・メスカル
 フランキー・コリオ
 セリア・ローソン=ホール
原題:
 Aftersun
製作:
 2022年製作/G/アメリカ
上映時間:
 101分
配給:
 ハピネットファントム・スタジオ

2023aftersun-2.jpg

「残すから 私の小さな 心のカメラに」
「遊び時間に空を見上げて 太陽が見えたら パパも太陽を見てると思える
 同じ場所にいないし 離ればなれだけど そばにいるのと同じ」

2023aftersun-1.jpg

思春期真っただ中、11歳のソフィ (フランキー コリオ)は、離れて暮らす若き父・カラム (ポール・メスカル)とトルコのひなびたリゾート地にやってきた。輝く太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、 親密な時間をともにする。 20年後、カラムと同じ年齢になったソフィ (セリアロールソン・ホール) は、ローファイな映像のなかに大好きだった父の、当時は知らなかった一面を見出してゆく・・・・・・。

2023aftersun-3.jpg

20年前の夏、ソフィが父と訪れた陽光注ぐリゾート、きらきら揺れる海。
今も残る、アフターサンクリームの手触り―― すべてがまぶしかった。
これは、誰の心にも在る、大切な人との大切な記憶の物語。

11歳のソフィが父親とふたりきりで過ごした夏休みを、その20年後、父と同じ年齢になった彼女の視点で綴る『aftersun/アフターサン』。2022年カンヌ国際映画祭での上映を皮切りに話題を呼び、A24 が北米配給権を獲得。多くのメディアが“ベストムービー”に挙げるなど、勢いはとどまらず、若くして娘を持つ、繊細な父親を演じたポール・メスカルがアカデミー賞主演男優賞のノミネートを果たす。(ポールはリドリー・スコット監督が再びメガホンをとる、『Gladiator 2』の主人公ルキウス役に抜擢されたほどの注目株!)。監督・脚本は、瑞々しい感性で長編デビューを飾った、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
多くを語らず、ミニマリスティックな演出で、観る者に深い余韻をもたらす本作は、誰しもの心の片隅に存在する、大切な人との大切な記憶を掘り起こす。もし、あの頃、ひとりの人間として、内なる父を知ることができたなら――。
クイーン&デヴィッド・ボウイ「アンダープレッシャー」、ブラー「テンダー」等のヒットソングに彩られながら、まばゆさとヒリヒリとした痛みを焼きつける、いつまでも忘れ得ぬ一編がここに誕生した。

2023aftersun-4.jpg

関連記事

0 Comments

Leave a comment