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07月
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aftersun アフターサン(7/15~7/28)
CATEGORY映画情報<上映終了>
最後の夏休みを再生する
監督/脚本:
シャーロット・ウェルズ
出演:
ポール・メスカル
フランキー・コリオ
セリア・ローソン=ホール
原題:
Aftersun
製作:
2022年製作/G/アメリカ
上映時間:
101分
配給:
ハピネットファントム・スタジオ
「残すから 私の小さな 心のカメラに」
「遊び時間に空を見上げて 太陽が見えたら パパも太陽を見てると思える
同じ場所にいないし 離ればなれだけど そばにいるのと同じ」
思春期真っただ中、11歳のソフィ (フランキー コリオ)は、離れて暮らす若き父・カラム (ポール・メスカル)とトルコのひなびたリゾート地にやってきた。輝く太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、 親密な時間をともにする。 20年後、カラムと同じ年齢になったソフィ (セリアロールソン・ホール) は、ローファイな映像のなかに大好きだった父の、当時は知らなかった一面を見出してゆく・・・・・・。
11歳のソフィが父親とふたりきりで過ごした夏休みを、その20年後、父と同じ年齢になった彼女の視点で綴る『aftersun/アフターサン』。2022年カンヌ国際映画祭での上映を皮切りに話題を呼び、A24 が北米配給権を獲得。多くのメディアが“ベストムービー”に挙げるなど、勢いはとどまらず、若くして娘を持つ、繊細な父親を演じたポール・メスカルがアカデミー賞主演男優賞のノミネートを果たす。(ポールはリドリー・スコット監督が再びメガホンをとる、『Gladiator 2』の主人公ルキウス役に抜擢されたほどの注目株!)。監督・脚本は、瑞々しい感性で長編デビューを飾った、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
多くを語らず、ミニマリスティックな演出で、観る者に深い余韻をもたらす本作は、誰しもの心の片隅に存在する、大切な人との大切な記憶を掘り起こす。もし、あの頃、ひとりの人間として、内なる父を知ることができたなら――。
クイーン&デヴィッド・ボウイ「アンダープレッシャー」、ブラー「テンダー」等のヒットソングに彩られながら、まばゆさとヒリヒリとした痛みを焼きつける、いつまでも忘れ得ぬ一編がここに誕生した。
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