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09月
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裸足になって(9/2~9/15)
CATEGORY映画情報<上映終了>
踊る。 蘇る、何度でも。
監督/脚本:
ムニア・メドゥール
出演:
リナ・クードリ
ラシダ・ブラクニ
ナディア・カシ
アミラ・イルダ・ドゥアウダ
メリエム・ムジカネ
ザーラ・ドゥモンディ
サラ・グエンドゥス
原題:
Houria
製作:
2022年製作/G/フランス・アルジェリア合作
上映時間:
99分
配給:
ギャガ
全身全霊のダンスが
あなたに語りかける
悲しみ、怒り、喜び、祈り――
夢と声を奪われた少女の
再生の物語
北アフリカのイスラム国家、アルジェリア。
内戦の傷が癒えきらぬ不安定な社会の中でバレエダンサーになることを夢見るフーリアは、貧しくもささやかな生活を送っていた。しかしある夜、男に階段から突き落とされ大怪我を負い、踊ることも声を出すこともできなくなってしまう。すべてを失い、死んだも同然の抜け殻となったフーリア。
そんな失意の中、彼女がリハビリ施設で出会ったのは、それぞれ心に傷を抱えたろう者の女性たちだった。「あなたダンサーなのね。わたしたちにダンスを教えて」その一言から始まったダンス教室で、また再び“生きる”情熱を取り戻していく―。
踊って、わたしは強くなる
ある日突然、踊ることも声を出すことも奪われてしまったバレエダンサー・フーリア。これまでの自分が壊され、生きる意味を見失ったとき、“踊ること”が新たな声となり、彼女を明日へ連れてゆく。
潮風と砂埃を閉じ込めたような美しい映像のなかで、大地を踏みしめ、夕陽を抱く彼女のダンスは、言語の壁を超えた肉体表現として、どんな台詞よりも雄弁に私たちにその想いを訴えかける。抑圧された社会の中で、手を取り合う女性たちの関わり合いを通じて、人間の深い慈愛と湧き溢れる生命力を瑞々しく描き出し、手話とダンスで表現することの自由と美しさを力強く訴えかける。
本作を手掛けたのは第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品された『パピチャ 未来へのランウェイ』のムニア・メドゥール監督。製作総指揮は『コーダ あいのうた』でろう者の俳優として初めてのアカデミー助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーが務める。主人公フーリアを体当たりで演じたのは、アルジェリア出身の期待の新星リナ・クードリ。
初夏の心地よさを想起させるような極上の一本が、きっとあなたの五感と心を解放する。
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