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11月
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遺灰は語る(11/25~12/1)
CATEGORY映画情報<上映終了>
わたしは見た。なにを?
監督/脚本:
パオロ・タビアーニ
音楽:
ニコラ・ピオバーニ
撮影:
パオロ・カルネラ
シモーネ・ザンパーニ
編集:
ロベルト・ペルピニャーニ
出演:
ファブリツィオ・フェラカーネ
マッテオ・ピッティルーティ
ロベルト・ヘルリッカ
原題:
Leonora addio
製作:
2022年製作/PG12/イタリア
上映時間:
90分
配給:
ムヴィオラ
映画は美しい。
世界が待ち望んだ名匠の最新作。
独裁者ムッソリーニがローマから手放さなかった、あるノーベル文学賞作家の遺灰
戦後、その遺灰が、ようやく故郷シチリア島に帰ることになるが・・・
映画の主人公は、1936年に亡くなったノーベル賞作家ピランデッロの“遺灰”である。死に際し、「遺灰は故郷シチリアに」と遺言を残すが、時の独裁者ムッソリーニは、作家の遺灰をローマから手放さなかった。戦後、ようやく彼の遺灰が、故郷へ帰還することに。ところが、アメリカ軍の飛行機には搭乗拒否されるわ、はたまた遺灰が入った壺が忽然と消えるわ、次々にトラブルが…。遺灰はシチリアにたどり着けるのだろうか——?!
ローマからシチリアへ
トラブル続の旅のなか、遺灰が見たものは?
『父/パードレ・パドローネ』『カオス・シチリア物語』『グッドモーニング・バビロン!』などで知られる世界的な名匠タヴィアーニ兄弟の現在91歳の弟パオロが初めて一人で監督(2018年に兄ヴィットリオは死去)。
ユーモアと。 美しさと
名匠タヴィアーニが、わずか90分に戦後史と人間の運命を凝縮した傑作。
“遺灰”の旅は、熱情とユーモアを持って描かれ、イタリアの戦後史をも語る。そのモノクローム映像の美しさ、音楽の美しさ、ゆったりした語り。わずか90分に映画の豊かさが凝縮されている。
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