03
02月

父は憶えている(2/3~2/16)

2023oboeteiru.jpg
父は帰ってきた。記憶と 言葉を失って―

監督/脚本/主演:
 アクタン・アリム・クバト
出演:
 アクタン・アリム・クバト
 ミルラン・アブディカリコフ
 タアライカン・アバゾバ
原題:
 Esimde
製作:
 2022年製作/G/キルギス・日本・オランダ・フランス合作
上映時間:
 105分
配給:
 ビターズ・エンド

第96回 アカデミー賞 国際長編映画賞キルギス代表
第15回 アジア太平洋映画賞審査員グランプリ
第16回 ユーラシア国際映画祭グランプリ
第35回 東京国際映画祭コンペティション部門正式出品

2023oboeteiru-1.jpg

一枚の古いモノクロ写真、懐かしい歌声― 思い出は再び甦るのか?

キルギスの村にひとりの男が帰ってきた。23年前にロシアに出稼ぎに行ったきり行方がわからなかったザールクだ。記憶と言葉を失ったその姿に家族や村人たちは動揺するも、そこに妻ウムスナイの姿はなかった―。心配をよそに、ザールクは溢れる村のゴミを黙々と片付けるのであった。息子クバトは、父の記憶を呼び覚ますために家族のアルバムを見せる。その片隅にはザールクとウムスナイが映る古い写真があった・・・。

無邪気に慕ってくる孫、村人とのぎこちない交流、穏やかな村の暮らし―。そんな中、村の権力者による圧力や、近代化の波にのまれ変わっていく故郷の姿が、否応なくザールクに迫ってくる。果たして、家族や故郷の思い出は甦るのだろうか?そんな時、家族を結びつける思い出の木の傍から懐かしい歌声が聴こえてくる・・・。

2023oboeteiru-2.jpg

第96回アカデミー賞®国際長編映画賞キルギス代表に選出!
フランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」受章!名匠アクタン・アリム・クバト監督最新作

監督は、中央アジア・キルギスを代表する名匠アクタン・アリム・クバト。その評価は、中央アジアのみならず、ヨーロッパでも非常に高く、2023年7月、フランス文化省より、芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受章する快挙を成し遂げた。さらに本作は第96回アカデミー賞®国際長編映画賞キルギス代表に選出された。

2023oboeteiru-5.jpg

かつて日本にもあった原風景のような人々の営みを、あたたかく時には苦く、見つめるアクタン・アリム・クバト。監督だけでなく、言葉を無くした主人公を、サイレント映画を彷彿とさせるおかしみとペーソスを交え演じている。母国のインターネットニュースで見つけた実話を基に紡いだ、伝統と文化を守ろうとする家族の姿はささやかな希望を灯す。

2023oboeteiru-3.jpg
(C)Kyrgyzfilm, Oy Art, Bitters End, Volya Films, Mandra Films

関連記事

0 Comments

Leave a comment