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03月

葬送のカーネーション(3/23~3/29)

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天国のお母さん これが世界のすべてなの?

監督:
 ベキル・ビュルビュル
出演:
 シャム・セリフ・ゼイダン
 デミル・パルスジャン
 バハドゥル・エフェ
 タシン・ラーレ
原題:
 Cloves & Carnations
製作:
 2022年製作/G/トルコ・ベルギー合作
上映時間:
 103分
配給:
 ラビットハウス

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両親を亡くした少女が祖父の「想い」を胸に約束の地を目指す
社会問題を内包しつつ ファンタジックな寓話として再構築した物語

荒涼とした冬景色のトルコ南東部。年老いたムサは、亡き妻の遺体を故郷の地に埋葬するという約束を守るため、棺とともに旅をしている。
紛争の続く場所へ帰りたくない孫娘のハリメだったが、親を亡くし、仕方なく一緒に歩いている。
亡き妻とともに故郷への帰還を渇望するムサ。旅で出会う様々な人たちから、まるで神の啓示のような“生きる言葉” を授かりながら進んでゆく。
国境、生と死、過去と未来、自己と他者、棺をかつぐ祖父と孫娘の心の融和。
トルコから届いた3人のおとぎ話は、境界線の先に小さな光を灯す。

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圧倒的な映像が静かに問いかける、現代トルコ映画の到達点
ファンタジー リアリズムと虚構が交差する、現在社会の新しい寓話

アッバス・キアロスタミ、アスガル・ファルハーディーなどイランの監督たちは言うに及ばず、目が離せない近年の中東映画。
トルコではユルマズ・ギュネイの後、ヌリ・ビルゲ・ジェイランが現れ、その次世代の才能と言われているのが、このベキル・ビュルビュル監督。小津安二郎を敬愛し、作品のワールドプレミアに東京国際映画祭を選んだ本作は、その後世界中の映画祭を回り、グランプリ、審査員特別賞など数々の賞賛に輝いている。

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(C)FilmCode

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