13
04月

沖縄スパイ戦史(4/13~4/19)

2024spysenshi.jpg
「もう、忘れていいよ。わたしがここで、覚えているから」

監督:
 三上智恵
 大矢英代
撮影:
 平田守
編集:
 鈴尾啓太
音楽:
 勝井祐二
プロデューサー:
 橋本佳子
製作:
 2018年製作/日本
上映時間:
 114分
配給:
 東風

2024spysenshi-1.jpg

戦後70年以上語られなかった陸軍中野学校の「秘密戦」
明らかになるのは過去の沖縄戦の全貌だけではない――。

第二次世界大戦末期、米軍が上陸し、民間人を含む20万人余りが死亡した沖縄戦。第32軍・牛島満司令官が自決する1945年6月23日までが「表の戦争」なら、北部ではゲリラ戦やスパイ戦など「裏の戦争」が続いた。作戦に動員され、故郷の山に籠って米兵たちを翻弄したのは、まだ10代半ばの少年たち。彼らを「護郷隊」として組織し、「秘密戦」のスキルを仕込んだのが日本軍の特務機関、あの「陸軍中野学校」出身のエリート青年将校たちだった。
1944年の晩夏、42名の「陸軍中野学校」出身者が沖縄に渡った。ある者は偽名を使い、学校の教員として離島に配置された。身分を隠し、沖縄の各地に潜伏していた彼らの真の狙いとは。そして彼らがもたらした惨劇とは……。

2024spysenshi-3.jpg

「散れ」と囁くソメイヨシノ
「生きろ」と叫ぶカンヒザクラ

長期かつ緻密な取材で本作を作り上げたのは、二人のジャーナリスト。映画『標的の村』『戦場ぬ止み』『標的の島 風かたか』で現代の闘いを描き続ける三上智恵と、学生時代から八重山諸島の戦争被害の取材を続けてきた若き俊英、大矢英代。
少年ゲリラ兵、軍命による強制移住とマラリア地獄、やがて始まるスパイ虐殺……。戦後70年以上語られることのなかった「秘密戦」の数々が一本の線で繋がるとき、明らかになるのは過去の沖縄戦の全貌だけではない。
映画は、まさに今、南西諸島で進められている自衛隊増強とミサイル基地配備、さらに日本軍の残滓を孕んだままの「自衛隊法」や「野外令」「特定秘密保護法」の危険性へと深く斬り込んでいく。

2024spysenshi-2.jpg

関連記事

0 Comments

Leave a comment