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02月
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追想 [1975](2/17~3/2)
CATEGORY映画情報<上映終了>

ロミー・シュナイダー/クララ
フィリップ・ノワレ/ジュリアン
ジャン・ブイーズ
上映時間:
102分
制作年:
1975年
配給:
コピアポア・フィルム
凄まじい暴力描写とロマンチックな追想場面のなかで繰り広げられる、男の孤独な復讐劇
1944年、ドイツ兵たちによる陰湿なパルチザン狩りが続く占領下フランスの小都市モントーバンで、外科医のジュリアンは、美しい妻クララ、一人娘のフロランスと幸せな家庭生活を送っていた。ドイツ兵の最後の足掻きが続く中、ジュリアンは妻と娘を田舎へと疎開させるが、後日、疎開先を訪ねた彼はナチス武装親衛隊(SS)に惨殺された家族の無残な姿を目にすることになる。復讐を誓い、古いショットガンひとつで一人また一人と兵士たちを殺害していく彼の脳裏に、家族と過ごした甘く幸福な日々の記憶が次々と去来する……。
ロミー・シュナイダーの妖艶な美しさが遺憾なく発揮された、70年代フランスを代表する愛と感動の反戦映画
第二次世界大戦時、ノルマンディー上陸作戦さなかのドイツ占領下フランスを舞台に、愛する妻子を殺された平凡な医師の凄惨な報復劇を描いた本作は、『冒険者たち』(67)のロベール・アンリコ監督による最高の復讐映画。主演は『地下鉄のザジ』(60)『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)のフィリップ・ノワレと『ルートヴィヒ/神々の黄昏』(72)『離愁』(73)のロミー・シュナイダー。その美しさで夫を魅了し優しく愛する妻を演じたロミー・シュナイダーは、円熟した演技と輝くような美貌を存分に発揮。まさに代表作の名にふさわしい作品に仕上げてみせた。夫役のフィリップ・ノワレは、悲惨な現実と甘い追想との間で彷徨う男の鬼気迫る演技を見事に演じ、フランスを代表する演技派俳優の名を確かなものにする。ふたりは本作で第1回セザール賞最優秀男優賞&女優賞を受賞、本作は作品賞も受賞した。1975年のフランス映画界を席巻した傑作映画『追想』が40年ぶりによみがえる。
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