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07月
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四月の永い夢(7/21~8/3)
CATEGORY映画情報<上映終了>
朝倉あき/初海
三浦貴大/志熊藤太郎
川崎ゆり子/楓
高橋由美子/忍
青柳文子/朋子
上映時間:
93分
配給:
ギャガ・プラス
最年少にして東京国際映画祭2年連続入選を果たした中川龍太郎監督の最新作
第39回モスクワ国際映画祭にてダブル受賞
亡き恋人から届いた手紙――止まったままの私の「時」が動き出す
3年前に恋人を亡くした27歳の滝本初海。音楽教師を辞めたままの穏やかな日常は、亡くなった彼からの手紙をきっかけに動き出す。
元教え子との遭遇、染物工場で働く青年からの思いがけない告白。そして心の奥の小さな秘密。
――喪失感から緩やかに解放されていく初海の日々が紡がれる。
世界四大映画祭のひとつモスクワ国際映画祭・邦画史上初のダブル受賞!
2017年6月、モスクワ国際映画祭。『四月の永い夢』は、国際映画批評家連盟賞、ロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞する快挙をなし遂げた。「詩的な言葉の表現と穏やかな映像を通して人生の大事なエッセンスを伝えているプライスレスな作品」と評価されたのだ。モスクワ国際映画祭は、カンヌ、ベルリン、ヴェネチアにならぶ“世界四大映画祭”のひとつと称され、2年に1度開催される映画祭。過去の各賞受賞者には、新藤兼人、黒澤明、小栗康平、熊切和嘉といった錚々たる監督が名を連ねる。
弱冠27歳(映画祭当時)の中川龍太郎監督は、受賞の記者会見でこう語っている。「今の日本は表では平和に見えるが、同時に生きている実感を持ちづらい社会。そんな中で、悲しみややりきれなさを抱えながらも、どのように次のステージへ向かっていけるのかということを静かなトーンで描きたかった」。
初海の心の光と影をその透明感あるたたずまいでみずみずしく演じるのは『かぐや姫の物語』の朝倉あき。初海に恋する朴訥で誠実な青年・志熊を体現するのは映画・TVで活躍する三浦貴大。脇を固める高橋由美子 志賀廣太郎 高橋惠子ら実力派俳優陣の心打つ演技、舞台でも活躍する川崎ゆり子。モデルで活躍する青柳文子の新鮮な存在感。
大橋トリオ等と活動するユニット・赤い靴の「書を持ち僕は旅に出る」が挿入歌として印象的に流れ初海の一歩をそっと後押しする。物語を彩るのは『おおかみこどもの雨と雪』の舞台となったともされる国立や富山県朝日町をロケ地とした日本の美しい風景。平成という時代が過ぎ去ろうとする今、本作は物質的豊かさをゴールとしない丁寧で誠実な日常が生みだす幸せと希望をどこか昭和的なノスタルジーと共に伝えてくれる。
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