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10月
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ウインド・リバー(10/27~11/9)
CATEGORY映画情報<上映終了>
ジェレミー・レナー/コリー・ランバート
エリザベス・オルセン/ジェーン・バナー
ジョン・バーンサル/マット
ジル・バーミンガム/マーティン
ケルシー・アスビル/ナタリー
上映時間:
107分
配給:
KADOKAWA
第70回カンヌ国際映画祭<ある視点部門>監督賞受賞!!
『ボーダーライン』のテイラー・シェリダンがメガホンを執った
圧倒的な緊迫感と衝撃がみなぎるクライム・サスペンス
アメリカ、ワイオミング州。先住民族が住む深い雪に囲まれたウインド・リバーで、地元のベテランハンターであるコリー・ランバート(ジェレミー・レナー)が女性の遺体を発見する。FBIの新人捜査官ジェーン・バナー(エリザベス・オルセン)が派遣され、1人で捜査を開始するが雪山の厳しい自然環境や不安定な気候で難航する。ジェーンは、遺体の第一発見者である地元のベテランハンター、コリー・ランバートに協力を求め、共に事件の真相を追うが…
わずか全米4館の限定公開でスタートした本作は、作品のクオリティの高さがSNSや口コミで広まり公開4週目には2095館へと拡大。
興収チャート3位にまで昇りつめ、6週連続トップテン入りのロングラン・ヒットを記録した。
多くの観客の関心を引きつけた大きな要因は、『ボーダーライン』『最後の追跡』に続き、現代社会の潮流から“忘れ去られた人々”に光をあてたテイラー・シェリダン監督の視点にある。今回の舞台となるウインド・リバーは全米各地に点在するネイティブアメリカンの保留地のひとつで、荒れ果てた大地での生活を強いられた人々は貧困やドラッグなどの慢性的な問題に苦しんでいる。保留地で頻発する女性たちの失踪や性犯罪被害にインスパイアされ、その信じがたい現状を告発した本作は、まさに今のアメリカに渦巻く闇を衝撃的なストーリー展開でえぐり出していくのだ。
さらに、ミステリー仕立てのクライム・サスペンスとしての充実ぶりも目覚ましい。心に傷を抱えた孤高のハンターとFBIから派遣された新人女性捜査官という対照的なコンビが、幾多の苦難に見舞われながらも心を通わせ、理不尽な殺人事件の真相ににじり寄っていく様をスリリングに描出。不意に炸裂するアクション・シーンを織り交ぜながら、主人公たちが必死の思いで貫こうとする“正義”の重みをひしひしと伝えるエモーショナルなドラマは、観る者の心を揺さぶってやまない。
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