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01月

遊星からの物体X<デジタル・リマスター版>[1982](1/19~1/25)

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映画史上に燦然と輝く不朽の名作 SFホラーの至宝が36年ぶりに蘇る


監督:
 ジョン・カーペンター
出演:
 カート・ラッセル/マクレディ
 ウィルフォード・ブリムリー/ブレア
 リチャード・ダイサート/ドクター・コッパー
 ドナルド・モファット/ギャリー
 T・K・カーター/ノウルス
上映時間:
 109分
日本公開日:
 2018/10/19
製作年:
 1982年
配給:
 アーク・フィルムズ、boid

閉ざされた南極基地に 擬態する地球外生命体来襲
戦慄の一夜が始まる――
 1982年冬、南極基地の隊員たちが、氷の中に閉じ込められた何かを発見した。その正体は10万年前に地球に墜落し、氷の下で眠っていた宇宙生物だった。接触した生物の細胞に同化、擬態を行うその生命体は、次々と隊員たちを襲い、基地の中へと潜入する。
 およそ2万7000時間後には地球上の全人類と同化が完了するという試算結果に怯えた生物学者ブレアの手により、通信手段、交通手段を断たれ孤立した基地。一体誰が本物で、誰が“物体X”かわからないという究極の状況下で、疑心暗鬼に陥る12人の隊員たちは生き残ること が出来るのか―。そして人類の運命は果たして―。

 SFホラーの傑作として熱狂的な人気を誇り、全世界的に多大な影響を与えてきたジョン・カーペンター監督『遊星からの物体X』(82)がデジタル・リマスター版として復活、36年ぶりにスクリーンで公開となる。南極基地に現れた恐怖の宇宙生物と12人の隊員たちの死闘を描く本作は、巨匠ハワード・ホークス製作『遊星よりの物体X』(51)のリメイクで、原作はジョン・W・キャンベル・Jr. によるSFスリラー小説「影が行く」。『ハロウィン』(78)、『ニューヨーク1997』(81)、『ゼイリブ』(88)など数々のSF、ホラーの名作で知られるジョン ・カーペンター監督が、映画製作を志すきっかけとなった古典の名作をリメイクした。
物語の舞台は冬の南極基地。宇宙より飛来し墜落、10万年もの間氷漬けになっていた未知の生命体が永い眠りから解き 放たれ人類へと襲い掛かる。人間の体内に侵略し擬態をする“物体X”は、南極隊の仲間へと次々に姿を変え孤立した基地内に潜む。やがて疑心暗鬼に陥った隊員たちは死と隣り合わせの混乱の一夜を迎える―。
 主演は『バックドラフト』(91)、『エグゼクティブ・デシジョン』(96)で知られるカート・ラッセル。『ザ・シンガー』(79)以来カーペンター監督との親交は厚く、本作がきっかけでハリウッドの第一線で活躍するようになった。未知の生物の造型を手掛けたのは、後に『 ロボコップ』(87)、『セブン』(95)、『ミッション:インポッシブル』(96)などを手掛けることになる当時弱冠22歳のロブ・ボッティン。おぞましく斬新なクリーチャーデザインは今なお高い評価を受け、後進のクリエーターに大きな影響を与えた。音楽はイタリアの名匠エンニオ・モリコーネ。『E.T.』(82)と同時期の公開だったということもあり、全米公開時に興行的な成功を収めたとは言えない。しかし、長年に渡り熱狂的な人気を誇り、今やSFホラーの傑作として君臨する傑作である。
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