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04月

洗骨(4/6~4/19)

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家族をひとつにしてくれたのは、骨になった母でした―。


監督:
 照屋年之
出演:
 奥田瑛二/新城信綱
 筒井道隆/新城剛
 水崎綾女/新城優子
 大島蓉子/高安信子
 坂本あきら/高安豊
上映時間:
 111分
日本公開日:
 2019/2/9
製作年:
 2018年
映倫区分:
 G
配給:
 ファントム・フィルム

最愛の人を失くすのは誰しも悲しい。
だが数年後、その人にもう一度会える神秘的な風習、“洗骨”。
死者の骨を洗い、祖先から受け継がれた命の繋がりを感じる。
 洗骨───。
今はほとんど見なくなったその風習だが、沖縄諸島の西に位置する粟国島などには残っているとされる。粟国島の西側に位置する「あの世」に風葬された死者は、肉がなくなり、骨だけになった頃に、縁深き者たちの手により骨をきれいに洗ってもらうことで、晴れて「この世」と別れを告げることになる。
沖縄の離島、粟国島・粟国村に住む新城家。長男の新城剛(筒井道隆)は、母・恵美子(筒井真理子)の“洗骨”のために、4 年ぶりに故郷・粟国島に戻ってきた。
実家には、剛の父・信綱(奥田瑛二)がひとりで住んでいる。生活は荒れており、恵美子の死をきっかけにやめたはずのお酒も隠れて飲んでいる始末。
そこへ、名古屋で美容師として活躍している長女・優子(水崎綾女)も帰って来るが、優子の様子に家族一同驚きを隠せない。様々な人生の苦労とそれぞれの思いを抱え、家族が一つになるはずの“洗骨”の儀式まであと数日、果たして 彼らは家族の絆を取り戻せるのだろうか?

ユーモアと感動で世界各国で絶賛を浴びた珠玉のヒューマンドラマ。
2018年8月に開催された北米最大の日本映画祭“JAPAN CUTS”では28本の新作日本映画の中から見事観客賞を受賞。モスクワ、上海、ハワイなど国際映画祭でも軒並み高い評価を受けています。世界中で絶賛され、観客の心をつかんできた最高に笑って泣ける至極のヒューマンドラマが、満を持して日本公開を迎えます
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2 Comments

ガーゴイル  

どこのドイツ

洗骨はウガンダでの儀式である。

2020/12/22 (Tue) 15:35 | EDIT | REPLY |   

yama  

洗骨はウガンダの儀式とは限らないようです。昔見た映画「青幻記」(成島東一郎監督、主演・賀来敦子、田村高廣)で、奄美地方で何回忌かはもう忘れたが、主演の田村が少年の日に自分を庇って海で亡くした母の葬られている先祖代々の墓(本土ではあまり見られない立派なもの)に久し振り訪れ、墓から母の遺骨を取り出して洗うシーンが出てきます。今でもそうした風習が行われているかどうか判りませんが、強く印象に残ったのを覚えています。私の田舎では随分昔には、小さい子供が亡くなった時は、火葬ではなく土葬だったので、そういうことも有りかなと思ったが、いまは火葬場でほとんど僅かな骨と灰同然になってしまうので、あっけないものですが………。こんなふうに葬られると、生きてあるものと死者となった先祖との繋がりみたいなものが強く感じられるのでは、見終わった後にそんな感傷に浸ったのを思い出します。

2021/01/15 (Fri) 14:53 | EDIT | REPLY |   

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