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06月

12か月の未来図(5/25~6/7)

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そのとき、人生に光が差し込んだ。


監督:
 オリビエ・アヤシュ=ビダル
出演:
 ドゥニ・ポダリデス/フランソワ・フーコー
 アブドゥライエ・ディアロ/セドゥ
 ポリーヌ・ユリュゲン/クロエ
 アレクシス・モンコルジェ/ギャスパール
 タボノ・タンディア/マヤ
上映時間:
 107分
日本公開日:
 2019年4月6日
製作年:
 2017年
映倫区分:
 G
配給:
 アルバトロス・フィルム

パリ郊外――、移民、貧困、学力低下。
フランスが直面する社会問題を背景に描く“学ぶこと”の大切さ
 フランスが誇る名門アンリ4世高校で国語を教えるベテラン教師のフランソワ・フーコー(ドゥニ・ポダリデス)。父は国民的作家で、妹は彫金作家として活躍する知的なブルジョア一家に育ち、家庭も職場もブルジョアばかりという特殊環境に疑問を感じることなく生きてきた。ある夜、フランソワは父の新刊サイン会でゲストに教育改革論を語る。パリとパリ郊外の学校における教育格差を解決するには、問題校へベテラン教師を派遣して新米教師を支援すればよい。偶然、彼のアイデアを耳にした美女がいたことから、フランソワの未来が大きく変わっていく。
 アンヌと名乗る美女は国民教育省で教育困難校に取り組む専門家だった。フランソワの提案を気に入った彼女は、早速、彼に教育優先地域にあるバルバラ中学校への1年間の派遣を依頼した。燃えつきた廃車、草むらから現れる謎の人物、真っ昼間から団地の空き地にたむろする若者たち。荒廃した光景に怯えながら、フランソワは郊外の赴任先へと足を踏み入れる。

2年間の学校生活ですくい上げた子供たちの本音を脚本に。
演じるのは子供たち自身!
 監督のオリヴィエ・アヤシュ=ヴィダルは、本作の取材のために中学校に2年間“登校”し、500名の生徒や40名の教師と学校生活を送った。子供たちと触れあう一方で問題を起こした生徒の処分を決定する学校評議会や職員会議などにも参加し、学校の表と裏を丹念に調べ上げて本作に注ぎ込んでいる。映画監督になる前はフォトジャーナリストとして世界を飛び回っていた経歴を持つだけに、現実を見つめる視線は冷静だ。本作では鍛えられた観察眼を駆使して取材時に知り合った子供たちの苦しみと未来への夢を脚本化し、彼らに自分自身を演じさせたという。演技初体験の子供たちがカメラを意識せずに演技に集中できたのは、2年間の準備期間と9ヶ月に及ぶ撮影期間のおかげである。  偉大な父への劣等感を抱きながら真の教育に目覚めるフランソワを演じるのは、フランスが誇る劇団「コメディ・フランセーズ」の正座員のドゥニ・ポダリデス。主に舞台で活躍するベテラン俳優兼演出家で、08年の映画『サガン 悲しみよこんにちは』などにも出演するフランスの名優だ。ブルジョア出身らしく感情は控えめで知的なフランソワを、生徒にいじられてしまう人間味あるキャラクターに味付けしたのはポダリデスの演技力あってこそだ。
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