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01月

2011年 平和と環境のサイト For Peace(旧HP)

CATEGORYイベント


Metro Movie Theater
1-2-14Junka Fukui City Japan


メトロ劇場
 
〒910-0023
福井市順化1-2-14

Tel 0776-22-1772

メトロ  平和と環境のサイト  For Peace

2011 

12/1

映画館で映画を見よう。1日は映画の日。世界中で映画は作られている。この紙面で できるだけ紹介したい。

『黄色い星の子供たち』(10日より)
ナチ占領軍に協力してフランスはユダヤ人を追放した。追放先は絶滅収容所。この歴史の汚点を正確に描くフランス映画。フランスでは7月16日は「ユダ
ヤ人迫害の日」として忘れてはならない日としていることをこの映画で知る。さて、日本では・・・・。

『未来を生きる君たちへ』(17日より)
本年度アカデミー外国語映画賞受賞作。些細な日常の暴力。復讐・報復。暴力が暴力をうむ。平和医師団の医師とその子供の話。北欧の子供たちのいさかいはその親を巻き込む。アフリカ紛争地帯の難民キャンプも…。環境が違っても人間の本質は変わらない。この連鎖は断ち切ることができるのか。監督はデンマーク人スサンネ・ビア(女性)。この作品で許しと復讐、暴力と非暴力、寛容な人間であることの困難さを語る。特に近年復讐や報復が容認されやすくなってきたことへの警鐘としている。

(2011年 12月1日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』 メトロ劇場館主 )


12月10日  ~12月23日
黄色い星の子供たち                La rafle.  /The Round Up (アルバトロス)
監督・脚本 ローズ・ボッシュ
メラニー・ロラン ジャン・レノ

1942年夏、パリ。過酷な運命を生きた子供たち

フランスでは7月16日は忘れてはいけない「ユダヤ人迫害の日」
フランスはナチ占領軍に協力してユダヤ人を追放した。追放先は絶滅収容所。この歴史の汚点を正確に描く。

              [フランス] [ドイツ] [イタリア] [日本]
          IMDb
http://www.imdb.com/title/tt1382725/

12月17日  ~12月6日憎しみを越えたその先でどんな世界を見るのだろう。  
未来を生きる君たちへ 
  Hevnen   / Hævnen    / In a Better World  (ロングライド)

本年度アカデミー外国語映画賞
ゴールデングローブ外国語映画賞
監督 スサンネ・ビア
デンマークにいる子供。父は難民キャンプに赴任した医師。北欧もアフリカも暴力の連鎖は変わらない…些細な日常の暴力。抑制できず、暴力が暴力をうむ。


                     [日本] [デンマーク] [イギリス] [アメリカ
]  
            IMDb   http://www.imdb.com/title/tt1340107/  
                        
  Yahoo  http://movies.yahoo.com/movie/1810195621/info



『チェルノブイリ ハート』福井公開  25日まで上映)
 福島の原発事故は当初、スリーマイル島原発事故と同じレベル5と評価されたが、4月に1986年に起きたチェルノブイリ原発事故と同じ深刻度最悪のレベル7に引き上げられた。
  ではどれだけ深刻なのだろうか
『チェルノブイリ ハート』(25日まで上映)は チェルノブイリ原発事故から16年後の2002年、“ホット・ゾーン”と呼ばれる高濃度汚染地域の現実に迫り、被曝被害の事実を追う作品で、アカデミー賞ドキュメンタリー短編賞を受賞した。監督はマリアン・デレオ。放射線治療の現場、小児病棟、乳児院…心臓などに重度の障害をもって生れた子供たちなど…。今公開は、オスカーを受賞したバージョンに原発周辺を再び訪れた5年後の記録を加え、今日に続く人々の苦悩を伝える。
 
福井に集中している原発。必ず解体時期は来る。また核廃棄物・汚染物質は移送先決定まで安全に保管し続けざるをえない。だからこそ原発事故の深刻さを記憶し続け、私たちの子・孫まで安全な道を開いていきたいものだ。
(2011 11月13日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』 メトロ劇場館主 〉


11月12日  ~11月25日     学生・こども(小学以上)当日 500円 

      事故から25年… まだ終わっていない
    チェルノブイリ ハート Chernobyl Heart  (ゴーシネマ)
  
監督 マリアン・デレオ

2003年度アカデミ-賞短編記録映画賞
2011年 日本初公開 オスカーを受賞したバージョンに、5年後に原発周辺を再び訪れた記録ホワイトホース('08)を加えて日本公開

真実を知る
1986年チェルノブイリ4号炉。.原発事故から16年後の現実。心臓などに重度の障害をもって生れた子供たち

チェルノブイリ原発事故から16年後の2002年、“ホット・ゾーン”と呼ばれる高濃度汚染地域の現実に迫り、第76回アカデミー賞ドキュメンタリー短編賞を受賞した話題作。ベラルーシのホット・ゾーンに住み続ける住民たちの姿をとらえ、16年たっても続く被爆被害の事実を追う。監督はマリアン・デレオ。放射線治療の現場、小児病棟、乳児院など、注目すべき映像がつづられていく。

ホワイトホース('08)
チェルノブイリ原発事故後初めて故郷に帰った青年は、廃虚となった自宅アパートへ向かう。爆心から3キロの強制退去地域は、何もかもを台無しにした事故が起こった1986年で時間が止まったままだ。色あせた1986年のカレンダーを見つめ、彼は「近親者の10人がガンで死んだ。放射能とは無関係だとおれが信じると思う?」とつぶやく。
(シネマトゥデイ)

          @Movie_c_heart  [日本]     IMDb  
   http://www.imdb.com/title/tt0396959/   


『一枚のハガキ』(28日まで公開)

今年99歳の新藤兼人監督が、後世に伝えたいことを執念で作り上げた愛と平和の作品。大竹しのぶと豊川悦司の本音の叫びとして胸を打つ。
戦争・戦禍。次々と肉親を失い、ありとあらゆる不幸を絶望の果てに受け入れてきた女。運命の選択の結果、幸運にも生き延びてきた男。一枚のハガキの縁で、愛を求め、求め合いあい、文字どおり命懸けで生きてきた人間の姿を描ききる。そこに戦後日本、今の日本の原点をみる。
『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』(22日より公開)
 マルコ・ベロッキオ監督のイタリアアカデミー賞8部門を受賞した作品。
 ファシズムへ熱狂した時代は、従わないと惨酷な恐怖の時代だった。たとえ独裁者ムッソリーニの家族でも。 彼を信じ、支え、愛し続けたイーダは精神病院に幽閉される。同じく幽閉死した息子。愛と抵抗の話。
 イタリアの歴史を追体験し、旧同盟国・軍国主義日本の姿をそこにみる。
(2011 10月16日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』メトロ劇場館主 〉

10月22日  ~11月4日
いくら愛しても足りなかった。何度裏切られても愛し続けた。

        愛の勝利を ムッソリーニを愛した女  Vincere  (エスピーオー)

伊アカデミー8部門受賞 
巨匠  マルコ・ベロッキオ
ジョヴァンナ・メッゾジョルノ (イーダ)
フィリッポ・ティーミ   (ムッソリーニ)
      2役    (息子アルビノ)
ファシズム…従わないと惨酷な恐怖の時代 
イーダはムッソリーニを信じ、貢ぎ、支えたが、子供を産む直前、
彼は 正妻をめとる。 ファシスト党の統帥(ドゥーチェ)になった
ムッソリーニは、イーダが邪魔になり精神病院に幽閉。
ファシズムへ熱狂した時代、イーダは独裁者に抵抗し続けた。
・・・息子アルビノも政権崩壊前に精神病院で死亡。 

ファシズムという言葉を生み、ヒトラーと並ぶ独裁者と称され歴史に名を残したベニート・ムッソリーニを、自分の人生をささげて愛した実在の女性の半生を描く人間ドラマ。歴史の闇に葬られた壮絶な愛の物語は、全米批評家協会賞主演女優賞を獲得したほか、世界中の映画祭で絶賛された。監督は、『夜よ、こんにちは』のマルコ・ベロッキオ。最愛の人から裏切られながらも、人生を懸けて信念を貫くイーダにふんしたジョヴァンナ・メッツォジョルノの鬼気迫る演技に、引き込まれる。

ストーリー:若きベニート・ムッソリーニ(フィリッポ・ティーミ)と恋に落ちたイーダ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)は、自分のすべての財産を投げ打ってまで彼の理想を実現させようと支える。やがてイーダは彼の子どもを産むが、ムッソリーニはすでに家庭を持っていたことを知る。自分が彼の妻であり、息子がムッソリーニの子であると認知させようとするイーダだったが、彼女は危険人物と見なされてしまい……。(シネマトゥデイ)
             [日本] [イタリア] [アメリカ]    IMDb
    http://www.imdb.com/title/tt1156173/ 
                 Yahoo  http://movies.yahoo.com/movie/1810133600/info 

10月1日  ~10月28日
皆のぶんまで 生きていこう

     一枚のハガキ           Post Card / ichimai no hagaki   (東京テアトル) 

東京国際映画祭審査員特別賞 

新藤兼人 監督  99歳 (監督・脚本・原作)
主演 豊川悦司  大竹しのぶ       柄本明  倍賞美津子 大杉漣 積川雅彦 麿赤兒

皆のぶんまで 生きていこう
戦争ですべてを失った男と女。希望と再生へのメッセージ

人は 生き続け愛と希望を見つけ出す。..監督の人生をかけた最高傑作

  邦画界最高齢の現役映画監督、新藤兼人が自らの戦争体験を基に描く感動の人間ドラマ。終戦間際に招集された兵士100名のうち94名が戦死し、残った6名のうちのある男性に焦点を絞り、彼自身と戦死した友人の家族の崩壊と再生への道のりをつづる。生き残った元兵士を、『必死剣 鳥刺し』の豊川悦司、その友人の妻を『オカンの嫁入り』の大竹しのぶが演じている。新藤監督自身を投影させた主人公をはじめ周囲の人々の苦悩が胸に突き刺さる。
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あらすじ: 太平洋戦争末期、中年兵として招集された啓太(豊川悦司)ほか仲間99名の運命は、上官によるくじ引きで決定した。仲間の定造(六平直政)はフィリピンに送られることになり、戦死を覚悟した彼は啓太に妻の友子(大竹しのぶ)が書いた一枚のハガキを託す。もし彼が生き延びることができたら、妻にハガキは読んだと伝えてくれと頼まれ……。 (シネマトゥデイ)
   
       [日本]      
 asianmediawiki      http://asianmediawiki.com/Post_Card_(Japanese_Movie)      
           IMDb
    http://www.imdb.com/title/tt1641397/    


 << 2本立て>>   [ 二重被爆] [二重被爆 語り部山口彊の遺言] 福井公開

  福島の原発事故による放射能汚染が「もしも」から現実の問題になって半年。「集中した原発を抱える福井」という私たちの切実な現実。重大事故にならないように…いつかは必ず解体し、核廃棄物・汚染物質は移送先決定まで安全に保管し続けざるをえない。 

 放射性物質は放射線を出しながら他の物質になるが安定物質になるまで崩壊し続ける。核分裂で数多く放射性物質ができ、半減期の10倍の期間で千分の1になる。半減期30年のセシウム137なら3百年で千分の1、百年で十分の1となる。自然・生態系では拡散・排出もするが極所で濃縮・蓄積もする。

 17日からメトロではドキュメンタリー『二重被爆』と『二重被爆 語り部山口彊(つとむ)の遺言』を2本立公開する。広島と長崎、両方で原子爆弾に被爆した人が二重被爆者。放射線被曝とは、体内被曝とはどういうことなのか、二重被爆者の60年の体験と遺言の映画上映を、真実を知る機会にしたい。汚染は孫・子の問題なのだ。

(2011 9月18日 毎日新聞福井版 『映画のはなし』    メトロ劇場 館主)

9月17日  ~9月23日  2本立て公開


原発抱える福井。放射線被曝とは、体内被曝とはどういうことか。ドキュメンタリー 「二重被爆」と「山口彊の遺言」2本の上映を真実を知る機会にしたい。

 広島と長崎、両方で被爆した人、それが『二重被爆』者
  ひとりは皆のために、皆はひとりのために

              二重被爆 語り部山口彊(つとむ)の遺言 
         Nijyuhibaku, Kataribe Yamaguchi Tsutomu no Yuigon /
           Twice Bombed, Twice Survived — The Last Words of Peace Speaker Tsutomu Yamaguchi 

監督 稲塚秀孝   山口彊
     人間の世界に核はいらない。残された命を「核廃絶」に賭けた
               @hibaku2  [日本]  http://www.hibaku2.com/     
IMDb  http://www.imdb.com/title/tt1931497/   
 
               二重被爆 
        Nijyuhibaku, /   Twice Bombed, Twice Survived 

監督青木亮【撮影】三浦貴宏 【音声】井崎二郎 【照明】川畑博嗣 【音効】門脇弘幸
 広島・長崎 2つの原爆体験者7人の証言記録
山口彊さん(90)
佐藤邦義さん(87)
岩永章さん(86)
松平和夫さん(66)
浦頭和子さん(67)
荒木良子さん(83)
賀谷美佐子さん(76) (2006当時)
   
         『二重被爆』   通信
http://www.geocities.jp/takiseeds/   



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