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10月

火口のふたり(10/26~11/8)

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「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」


監督:
 荒井晴彦
出演:
 柄本佑/永原賢治
 瀧内公美/佐藤直子
原題:
 -
上映時間:
 115分
日本公開日:
 2019年8月23日
製作年:
 2019年
映倫区分:
 R18+
配給:
 ファントム・フィルム

身体の言い分に身を委ねる、男と女。

十日後に結婚式を控えた直子は、故郷の秋田に帰省した昔の恋人・賢治と久しぶりの再会を果たす。
新しい生活のため片づけていた荷物の中から直子が取り出した1冊のアルバム。
そこには一糸纏わぬふたりの姿が、モノクロームの写真に映し出されていた。
蘇ってくるのは、ただ欲望のままに生きていた青春の日々。
「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」
直子の婚約者が戻るまでの五日間。
身体に刻まれた快楽の記憶と葛藤の果てに、ふたりが辿り着いた先は―。

直木賞作家・白石一文作品初の映画化
本作は、09年「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で山本周五郎賞、10年「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞し、幅広い世代から絶大な支持を得る白石一文による著作の初の映画化となる。
映画化を快諾したという白石氏は、「『赫い髪の女』や『遠雷』の頃から荒井晴彦さんの脚本に魅せられてきた者のひとりとして、その荒井さんから映画化の話をいただき、一も二もなくすべてをお任せすることにした。しかも今回は自らメガホンを握って下さるという。原作者としてこれに優る光栄はない映画界の伝説ともいうべき荒井晴彦さんの手で、その光がよりなまなましく、妖しく観る者の心を照らし、身の内に眠っていた“おとこ”や“おんな”が強く喚起されんことを切に願っている。」と語り、映画化へ向けて期待の言葉を寄せている。
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1 Comments

shimizu  

とても面白かったです。

主人公二人の関係がどこかカラッとしていて観ていて気持ちよかった。
身体の言い分、という個の自然と大きな自然とを、或いは社会というものもを対比する。でも、身体の言い分に従えばいいじゃない、というのは、案外、「天気の子」と通ずるかも。
荒井晴彦氏らしい快作。大好きです。
上映していただき、ありがとうございます!

2019/11/04 (Mon) 09:08 | EDIT | REPLY |   

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