02
12月

ラスト・ムービースター(12/2(月)~12/8(日))

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人生のあらすじは、途中で変えられる。


監督:
 アダム・リフキン
出演:
 バート・レイノルズ/ヴィック・エドワーズ
 アリエル・ウィンター/リル
 クラーク・デューク
 エラー・コルトレーン
 ニッキー・ブロンスキー
 チェビー・チェイス
原題:
 The Last Movie Star
上映時間:
 103分
日本公開日:
 2019年9月6日
製作年:
 2017年
映倫区分:
 -
配給:
 ブロードウェイ

気鋭の映画製作スタジオA24が贈る、映画愛に溢れた珠玉の感動作

 かつて一世を風靡した映画界のスーパースター、ヴィック・エドワーズ(バート・レイノルズ)のもとに、ある映画祭から功労賞受賞の招待状が届く。歴代受賞者がデ・ニーロやイーストウッドだと聞いて、しぶしぶ参加したものの、騙しに近い名もない映画祭だと知ると、エドワーズは憤慨。
 だが、映画祭が行われていた場所は、彼が生まれ育った街ノックスビルに近く、過去の思い出が甦り…。
運転手役のリル(アリエル・ウィンター)に命じて向かった先は、育った家、大学のフットボールで活躍したスタジアム、最初の妻にプロポーズした岸辺。自身の人生を振り返ったエドワーズは、ある行動を起こす。

「脱出」「トランザム7000」「ブギーナイツ」のバート・レイノルズ、最後の主演作。
 2018年9月6日に82歳でこの世を去った、「脱出」「トランザム7000」「ロンゲスト・ヤード」「キャノンボール」「ブギーナイツ」などで人気を博し、ジェームズ・ボンドとハン・ソロの役を断っていたことでも有名な稀代の映画スター、バート・レイノルズ。
クエンティン・タランティーノ監督の最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で、ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオとの共演が決まっていたが、惜しくも撮影前に逝去。
 結果的に最後の主演作となった本作で、彼は自身をモデルにした主人公ヴィック・エドワーズ役として、奇しくも自身の人生を演じている。
 落ちぶれたスターの悲哀、誤った作品選びの証拠となる過去の出演作のデータベース、スタントのし過ぎでボロボロとなった肉体…、自虐的なセリフ・パロディーともいえる役どころを、本来の持ち味でもあるユーモアたっぷりに演じ切るバート・レイノルズを愛さずにはいられない。
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