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12月

ディリリとパリの時間旅行(12/21〜12/27)

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ひとりぼっちのディリリが パリで出会った、たからもの


監督:
 ミッシェル・オスロ
出演:
 プリュネル・シャルル=アンブロン/ディリリ
 エンゾ・ラツィト/オレル
 ナタリー・デセイ/エマ・カルヴェ
原題:
 Dilili a Paris
上映時間:
 94分
日本公開日:
 2019年8月24日
製作年:
 2018年
映倫区分:
 G
配給:
 チャイルド・フィルム

美しき黄金時代のパリ。
ピカソ、モネ、キューリー夫人、ロートレックら数々の天才たちに出会い少女が事件の謎を解いていく。

 ベル・エポックの時代のパリ。 ディリリは、どうしても外国に行ってみたくて、ニューカレドニアから密かに船に乗りパリにやってきた。
 開催中の博覧会に出演し、偶然出会った配達人のオレルとパリで初めてのバカンスを楽しむ約束をする。その頃、街の人々の話題は少女の誘拐事件で持ちきりだった。男性支配団と名乗る謎の集団が犯人だという。ディリリはオレルが紹介してくれる、パリの有名人たちに出会い、男性支配団について次々に質問していく。
 洗濯船でピカソに“悪魔の風車”に男性支配団のアジトがあると聞き、二人は向かうが、そこでオレルは狂犬病の犬に噛まれてしまう。三輪車に乗ってモンマルトルの丘から猛スピードで坂を下り、パスツール研究所で治療を受け、事なきを得る。オペラ座では稀代のオペラ歌手エマ・カルヴェに紹介され、彼女の失礼な運転手ルブフに出会う。
 ある日、男性支配団がロワイヤル通りの宝石店を襲う計画を知った二人は、待ち伏せし強盗を阻止する。その顛末は新聞に顔写真入りで大きく報じられ、一躍有名になったディリリは男性支配団の標的となり、ルブフの裏切りによって誘拐されてしまう。ディリリはオレルたち仲間の力を借りて男性支配団から逃げることができるのか? 誘拐された少女たちの運命は?

ベル・エポックのパリへタイムトリップ
アニメーションで独特の美しい世界を表現する、フランスの鬼才ミッシェル・オスロ監督の最新作はパリへの想いに溢れた宝石箱のような作品だ。
ニューカレドニアからやってきた主人公ディリリは、最初の友人オレルとともに、この時代を彩った多くの天才たちと出会い誘拐事件の謎を解いていく。

ヒューマニストとしてのオスロ監督の眼差し
オスロ監督は一貫して性別や肌の色、年齢、宗教などで人を区別せず、様々な人種が登場する映画を作り続けてきた。この作品では女性の台頭が目覚しかった時代にあって、それを快く思わない悪者に虐げられる女性たちを描いている。
主人公のディリリは、フランス人とニューカレドニア人との混血で、たったひとりでパリにやってきて、人々と出会うことで、かけがえのないものを見つけていく。路上で暮らす浮浪者に出会っても「いつか貧しい人の役に立ちたい」と心に決め、未来への力強い希望をもって困難に立ち向かう。「人口の半分のどちらかが、もう一方を踏みにじるのは閉じた社会だ」と監督はいう。世界中でテロが頻発し、人々を不安にさせる今という時代だからこそ、自由で平等な文化を生み出しそれを享受することの重要性をこの作品は強く訴えかける。
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