28
12月

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(12/28〜1/3)

ToutEnHautDuMonde.jpg

少女は北極点を目指す…お祖父様の名誉のために。


監督:
 レミ・シャイエ
出演(字幕版):
 クリスタ・テレ/サーシャ
 フェオドール・アトキン/オルキン
 トマ・サンゴル/カッチ
 レミ・カイユボ/ラルソン
 ロイック・ウードレ/ルンド
 オドレイ・サブレ/ナージャ
出演(吹替版):
 上原あかり/サーシャ
 弦徳/オルキン
 吉田小奈美/サーシャの母
 中西伶郎/サーシャの父
 前内孝文/トムスキー王子
 石原夏織/ナージャ
原題:
 Tout en haut du monde
上映時間:
 81分
日本公開日:
 2019年9月6日
製作年:
 2015年
映倫区分:
 G
配給:
 リスキット、太秦

※12/28(土)~12/31(火):字幕版上映
※1/1(水)~1/3(金):吹替版上映

がんばれ、「ロング・ウェイ・ノース」。
「フランスではこうしたアニメーションは子供向き以外かんがえられてなかった。資金集めに苦労した」
「いっしょだ。友よ」
(片渕須直 映画「この世界の片隅に」)

舞台は19世紀ロシア、サンクトペテルブルグ。
 14才の貴族の子女サーシャには悩みがあった。1年前に北極航路の探検に出たきり帰ってこない大好きな祖父。探索船は出たものの未だ行方が分からない。祖父と家族の名誉は失われ、祖父の名を冠する予定だった科学アカデミーの図書館も開館が危ぶまれている。ロシア高官の父は、そんな状況にあって、なんとかローマ大使の道を模索するが、そのためには社交界デビューの娘が皇帝の甥っ子に気に入られるしかないと考えている。
 社交界デビューの日、サーシャは祖父の部屋から航路のメモを見つけ、それが捜索船がたどったものとは異なる事に気付く。再び捜索船を出して欲しいとサーシャは舞踏会の場で王子に懇願するが受け入れられない。王子の不興を買い、父からの叱責を受けた娘は、自ら祖父の居場所を突き止めようと決意する。― サーシャが目指すものは、祖父との再会、それが叶わなくとも遭難した艦船ダバイ号の発見、そして何よりも真実を突き止める為の旅だった。
なんとか港までたどり着き、北方行きの商船ノルゲ号に乗せて貰おうと船長の弟に話しを持ち掛けるが、手違いもあり港に取り残される。食堂の女主人オルガの手助けにて、住み込みで調理や給仕といった未経験の仕事をしつつ船の戻りを待つ。その頑張りが認められようやく船に乗り込んだ後に待ち受ける多くの試練。船乗りの経験も無く、しかも女性であるサーシャには、想像を絶する困難が待ち受けていた。
 そして―

シンプルな画風の持つ圧倒的な表現力―
世界27か国目にして待望の日本公開!
 19世紀ロシア。大好きな祖父が北極探検の途中消息を絶ったことを悩む14歳の少女サーシャ。 地に堕ちた祖父の汚名を晴らすべく一歩を踏み出した少女の行く先には─。
アヌシー国際映画祭・観客賞、TAAFグランプリ受賞の本作の日本公開が世界27ヵ国目にしてようやく実現しました。 黎明期の日本アニメ(動画)に通ずるシンプルな画風の持つ大胆な表現力が魅力の本作は、本年秋、公開が相次ぐ海外アニメ作品の中にあって、まさにダークホースともいえる存在です。
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