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01月

『ゾンビ』日本初公開復元版(1/18〜1/22)

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監督:
 ジョージ・A・ロメロ
出演:
 デビッド・エムゲ/スティーヴン
 ケン・フォリー/ピーター
 スコット・H・ライニガー/ロジャー
 ゲイラン・ロス/フラニー
 トム・サビーニ/暴走族のメンバー
 デビッド・クロフォード/フォスター博士
原題:
 Dawn of the Dead
上映時間:
 115分
日本公開日:
 2019年11月29日
 1979年3月(初公開)
製作年:
 1978年
映倫区分:
 R15+
配給:
 ザジフィルムズ

ホラー映画の金字塔『ゾンビ』には“幻のバージョン”があった!
日本公開から40周年──「米国劇場公開版」「ダリオ・アルジェント監修版」
「ディレクターズカット版」とも異なる「第4のバージョン」=日本劇場初公開版がついに蘇る!

惑星から降り注いだ光線によって地球上の死者が“ゾンビ”として復活。その群れは生者に襲いかかり、噛みつかれた者もまたゾンビへと変貌する。生ける屍たちは瞬く間に世界を覆いつくした。
 テレビ局員のフラン(ゲイラン・ロス)と彼女の恋人でヘリコプター・パイロットのスティーヴン(デヴィッド・エムゲ)、そしてSWAT隊員のロジャー(スコット・H・ライニガー)とピーター(ケン・フォーリー)はヘリで脱出し、郊外の巨大ショッピングモールにたどり着く。
 彼らはモール内のゾンビを排除し、何不自由の無い楽園を手に入れた。だが彼らの前に物資を狙う暴走族の一団が現れ、扉をこじ開け乱入してきた。ゾンビ、暴走族、フランたちの三つ巴の殺戮戦がはじまり、血しぶきが壁を染め、肉塊が床を埋めつくす。夜明けとともに生き残るのは果たして……。

 『ゾンビ』には、大きく分けて下記の4つのバージョンが存在し、90年代半ばまでその全貌が明らかになっていなかったことでも映画ファンのカルト的人気を集めてきた。

「米国劇場公開版」(127分)
 北米で劇場公開されたバージョンで、1985年にCIC・ビクタービデオ(現NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)からのVHS・VHD化、パイオニアLDC(同)からのLD化によって日本初登場。音楽はロメロ監督自身によって選曲され、ドキュメンタリー・タッチのSFスリラーとしての編集、音響が施されている。

「ダリオ・アルジェント監修版」(119分)
 アジアやヨーロッパで劇場公開されたバージョンで、ヨーロッパの配給権を得た『サスペリア』のダリオ・アルジェント監督が監修を務めて再編集。音楽をイタリアのプログレッシブ・ロックバンド“ゴブリン”が担当し、SFサバイバル・アクション風味の仕上がりとなっている。

「ディレクターズカット版」(139分)
 劇場公開から15年を経た1994年に日本で世界初劇場公開となった、最も長尺のバージョン。ロメロ監督によるファーストカット版で、最も殺伐とし、作品本来のテーマがより明確になっていると評される。

そして……

「日本初公開版」(115分)!
 『ゾンビ』は1979年3月10日に日本ヘラルド映画の配給で公開されたが、監督ジョージ・A・ロメロの“リビングデッド”シリーズの2作目であり、1作目の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』は当時は未公開だったため、ゾンビ発生の状況説明が追加された。また残酷描写の過激さのため、独自の編集が行われていた。(本編のベースは「ダリオ・アルジェント監修版」である)
1. 冒頭の惑星爆発ゾンビ発生が惑星イオスの爆発による光線という設定で追加。
2. 説明テロップタイプライターで打った英文により死者が復活した理由を説明。
3. 残酷シーンの処理静止画処理、モノクロ処理。
4. 本編115分一部残酷シーン、ドラマ部分をカット。エンドロールは黒味+BGM
 
今回はCG映像による冒頭映像の復刻(1、2)と、忠実な編集(3、4)により、
当時日本で初公開されたバージョンを《日本初公開復元版》として可能な限り再現!
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