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01月

サマー・オブ・84(1/29〜1/31 [3日間限定])

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連続殺人鬼も誰かの隣人だ―


監督:
 フランソワ・シマール
 アヌーク・ウィッセル
 ヨアン=カール・ウィッセル
出演:
 グラハム・バーチャー/デイビー・アームストロング
 ジュダ・ルイス/トミー・‘イーツ’・イートン
 ケイレブ・エメリー/デール・‘ウッディ’・ウッドワース
 コリー・グルーター=アンドリュー/カーティス・ファラデイ
 ティエラ・スコビー
 リッチ・ソマー
原題:
 Summer of 84
上映時間:
 106分
日本公開日:
 2019年8月3日
製作年:
 2017年
映倫区分:
 R15+
配給:
 ブロードウェイ

もしも連続殺人鬼があなたの隣人だったら……
1980年代への熱いオマージュあふれる青春ホラー

1984年、オレゴン州イプスウィッチ。緑豊かな郊外の住宅街で暮らすデイビーは、エイリアン、幽霊、猟奇犯罪などの記事の収集に余念がない少年だ。
そんな彼の15歳の夏に、近隣の町で同年代の子供たちばかりが狙われる連続殺人事件が発生。その犯人が向かいの家に住む警官マッキーではないかとにらんだデイビーは、親友のイーツ、ウッディ、ファラディとともに独自の捜査を開始する。
はたしてデイビーの推理は正しいのか、それとも行きすぎた空想なのか。
やがてデイビーの行く手に待ち受けていたのは、彼の想像をはるかに超えた恐ろしい現実だった……。

無邪気な思春期まっただ中の少年4人が招き寄せる
トラウマ級の衝撃に満ちたエンディング!
 スティーヴン・スピルバーグやロバート・ゼメキスがSFXを駆使したメガ・ヒット作を世に送り出し、シルヴェスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーが豪快に悪党どもを退治。さらにMTVの台頭がハリウッドに多大な影響を与え、レンタルビデオの普及によってお茶の間でも手軽に映画を楽めるようになった。そんな1980年代のアメリカは十代の若者たちを主人公にしたジュブナイル映画の黄金期であり、スラッシャー映画と呼ばれるホラー&スリラーが量産された時代でもあった。
『E.T.』『グーニーズ』『スタンド・バイ・ミー』『13日の金曜日』『エルム街の悪夢』…etc。当時これらの作品に魅了されて映画界へ進んだ世代は、今やクリエイターとして豊富な経験を積み、自らの原点である80年代にオマージュを捧げた映画やTVドラマを製作。また、リアルタイム世代ではない新進気鋭の作り手たちまでも80年代映画の面白さに刺激を受け、そのエッセンスを取り入れた青春、スリラー、ホラー、SF、アドベンチャーを撮っている。Netflixのキラー・コンテンツとなった「ストレンジャー・シングス 未知の世界」、80年代ホラーの顔たるスティーヴン・キングの小説を再映画化した大ヒット作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』がその代表例と言えよう。
題名が示す通り“1984年の夏”を背景にした『サマー・オブ・84』も、熱烈な80年代オマージュに貫かれたジュブナイル映画である。監督を務めたのはROADKILL SUPERSTARS(RKSS)というユニット名で数多く の短編を手がけたのち、“BMX版『マッドマックス』”とも評されたSFアクション『ターボキッド』で長編デビューを飾り、SXSW映画祭最優秀観客賞などを受賞したフランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン・カール・ウィッセル。「我々はこの作品に出会うべくして出会ったと感じた。なぜなら、そこに描かれているのは、まさに我々の子供時代そのものだったからだ」と語る彼らが、未知なる不思議な出来事への好奇心に胸をふくらませた自身の原体験を投影させ、ノスタルジーとリアリティに満ちあふれた青春ホラーを完成させた。
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