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07月

続・荒野の用心棒 [1966](7/11~7/17)

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ジャンゴ お前が愛した女はもういない


監督:
 セルジオ・コルブッチ
出演:
 フランコ・ネロ/ジャンゴ
 ロレダナ・ヌシアック/マリア
 エドゥアルド・ファヤルド/ジャクソン少佐
 ホセ・ボダロ/ウーゴ将軍
 ジミー・ダグラス/ジョナサン神父
 アンヘル・アルバレス/ナタニエレ
原題:
 Django
上映時間:
 93分
日本公開日:
 2020年1月31日
製作年:
 1966年製作/イタリア・スペイン合作
日本初公開:
 1966年9月23日
配給:
 コピアポア・フィルム

セルジオ・コルブッチ、没後30周年――
タランティーノ監督がこよなく愛した傑作マカロニ・ウェスタン
死の影を背負った伝説のガンマン“ジャンゴ”が日本初公開から半世紀を経て帰ってきた! 
鞍を背負い、棺桶を引きずり歩く流れ者ジャンゴ(フランコ・ネロ)は、底なし沼の前で男たちに鞭打たれている女マリア(ロレダナ・ヌシアック)を、得意の早撃ちで彼女を救う。二人はマリアが逃げ出した村へやってくるが、村はジャクソン少佐(エドゥアルド・ファヤルド)率いる元南軍兵士と、ウーゴ将軍(ホセ・ボダロ)率いるメキシコ革命軍との抗争によりゴーストタウンと化していた。両軍から裏切り者とされたマリアは村の厄介者だ。ジャンゴは、彼女を取り戻しにやってきたジャクソン少佐を一掃すると、ウーゴ将軍相手に、メキシコ政府軍の駐屯地から黄金を奪おうと持ちかける…。

イギリスのヒットメイカーと実力派俳優陣が作り上げた
小さな港町のほのぼのした幸せと厳しい現実のドラマ
クエンティン・タランティーノが『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)の劇中「マカロニ・ウエスタンで2番目に偉大な監督」と紹介したセルジオ・コルブッチの最高傑作が『続・荒野の用心棒』だ。
一般に「マカロニ・ウエスタンで1番偉大な監督」とされるセルジオ・レオーネが、常にアメリカ人スターを主役に据えてハリウッド映画を意識した西部劇を作り続けたのに対し、『続・荒野の用心棒』はイタリア人俳優がイタリア名で主人公を演じた最初のマカロニ・ウエスタンである。それまではジュリアーノ・ジェンマはモンゴメリー・ウッドと名を変え、フランコ・ネロは脇役であっても“フランク”・ネロ名義だった。
低予算を逆手に取ったシンプルなストーリー、馬にも乗らず棺桶を引きずって登場する型破りの主人公、泥だらけの町、マシンガン(ガトリング砲)で敵をなぎ倒す爽快感、牧師を虐殺するアンチクライストな展開、両手をつぶされても単身6人の敵に立ち向かう反骨心と勇気……コルブッチが作品に盛り込んだすべての工夫とアイディアが、「お行儀のよいハリウッド映画」に飽き飽きしていた一般観客から、日々の生活に苦労し続ける農民・労働者、「社会変革を求める」学生たちにまで大歓迎されたのだ。
しかし、そのあからさまな残酷描写によりイタリアでは成人映画指定を受け、イギリスでは上映禁止。日本では配給会社が同じというだけで『続・荒野の用心棒』と題され、アメリカでは1972年まで公開は見送られた。
一部の映画ファンにはマカロニ・ウエスタン最高作と称えられながらも、一般にはあまり知られていなかった『続・ 荒野の用心棒』が再注目されたのは、やはりクエンティン・タランティーノのおかげだろう。
監督デビュー作『レザボア・ドッグス』(91)の耳切断シーンですでにコルブッチ愛を示していたタランティーノは、『ジャンゴ/繋がれざる者』(2012)で、フランコ・ネロを特別出演させただけにとどまらず、主題歌そのままにオープニング・クレジット場面を再現してみせた。そんな世界映画史上初・前代未聞のオマージュを捧げられた映画、それが『続・荒野の用心棒』なのだ。
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