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09月

ポルトガル、夏の終わり(9/12~9/25)

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そして、愛がはじまる。

ポルトガル、夏の終わり

監督:
 アイラ・サックス
出演:
 イザベル・ユペール/フランソワーズ・クレモン(フランキー)
 ブレンダン・グリーソン/ジミー
 マリサ・トメイ/アイリーン・ビアンキ
 ジェレミー・レニエ/ポール・ガニエ
 パスカル・グレゴリー/ミシェル・ガニエ
 ビネット・ロビンソン/シルヴィア・オンド
 アリヨン・バカーレ/イアン・オンド
 グレッグ・キニア/ゲイリー・アーチャー
 セニア・ナニュア/マヤ・オンド
 カルロト・コッタ/ティアゴ
原題:
 Frankie
上映時間:
 100分
日本公開日:
 2020年8月14日
製作:
 2019年製作/フランス・ポルトガル合作
映倫区分:
 G
配給:
 ギャガ

ポルトガルの世界遺産、シントラの町を舞台に、
イザベル・ユペールが贈る、儚くも美しき人生の物語

迎えた最後の夏。
ポルトガルの世界遺産シントラの町を舞台に、
女優フランキーが仕組んだ〈家族劇〉とは−。

 女優フランキーは、夏の終わりのバケーションと称し、“この世のエデン”と呼ばれるポルトガルの世界遺産の町シントラに一族と親友を呼び寄せる。自らの死期を悟った彼女は、亡きあとも愛する者たちが問題なく暮らしていけるよう、すべての段取りを整えようとしたのだ。しかし、それぞれに問題を抱えた家族たちの選択は、次第にフランキーの思い描いていた筋書きから大きく外れていき―。

イザベル・ユペール主演で贈る、儚くも美しい人生の物語。
映画史に残る、繊細で美しいエンディングに胸が震える—
 アイラ・サックス監督の『人生は小説よりも奇なり』(14)に惚れ込んだイザベル・ユペールがラブコールを送り、それを受けた監督がユペールのために書き下ろした本作。脇を固めたのは、ブレンダン・グリーソン、マリサ・トメイ、ジェレミー・レニエ、グレッグ・キニアら豪華実力派俳優陣。彼らが演じる、フランキーのワケありな親族や友人が繰り広げるドラマも見どころの一つだ。群像劇かのように見えていた物語の断片が、次第にパズルのように組み合わさり、やがて登場人物全員が初めて一堂に会して迎えるエンディング、私たちはその思わぬ感動に胸を打たれる。

幻想的な森、迷路のような路地、西の果ての海―
類稀なる美しさを誇るポルトガルの世界遺産シントラ
 本作のもう一つの主役と言えるのが、イギリスの詩人バイロン卿に「この世のエデン」と称されたポルトガルの世界遺産の町シントラ。フランキーがあてどなく彷徨う深い森、人生に迷う家族たちが往来する迷路のような路地、若者が淡い恋に出逢う“リンゴの浜”、その浜と町を繋ぐ赤い路面電車、そしてユーラシア大陸の西の果ての広大な海に沈む夕日など、このうえなく幻想的で美しい世界が、フランキーたちの人生模様を演出するかのようにスクリーンに映し出される。

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