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09月

破壊の日(9/19~10/2)

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それぞれの祈り それぞれの目覚め

破壊の日


監督:
 豊田利晃
出演:
 渋川清彦/関屋鉄平
 マヒトゥ・ザ・ピーポー/春野賢一
 イッセー尾形/三日月次郎
 窪塚洋介/春秋徹
 松田龍平/新野風
 長澤樹/夏子
 大西信満
 和田光沙
 飯田団紅
上映時間:
 56
日本公開日:
 2020年7月24日
製作:
 2020年製作/日本
配給:
 IMAGINATION

豊田利晃最新作 ~分断と不寛容の時代に~
 7年前、田舎町の炭鉱の奥深くで見つかった怪物。その怪物は何なのかは不明のまま不穏な気配を残して時が過ぎる。 7年後、村では疫病の噂が広がり、疑心暗鬼の中、心を病む者が増えていく。そんな中、修験道者の若者、賢一は生きたままミイラになりこの世を救うという究極の修行、即身仏になろうと行方不明になる、、、、、。 そして、「物の怪に取り憑かれた世界を祓う」と賢一は目を覚ます。

 『破壊の日』は東京五輪を控え、強欲という物の怪に取り憑かれた社会をお祓いしてやろうと思い、今年の一月に企画を立ち上げました。  
 しかし、その物の怪はコロナという現実的な死の脅威、あるいはコロナに脅える人の心に変貌しました。コロナはいずれ収束に向かっていくと思います。でも、一度植えつけられた恐怖心を振り払うことはなかなか難しいことだと思います。映画がその恐怖心を少しでもふり祓うことができれば作る意味があると思っています。作らなければ僕自身が先に進めないという想いがあります。コロナと共に生きていく(あるいは死の)覚悟が試されている気がしています。  
 自分の生き方を変えることは勇気がいることですが、自分自身もそのことを突きつけられています。この映画で映画を撮る意味、生きる意味を、再び証明したいと思っています。
2020年5月1日 豊田利晃

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