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09月

なぜ君は総理大臣になれないのか(9/26~10/9)

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誠実さを笑うか泣くか
いまの日本が浮かび上がる

なぜ君は総理大臣になれないのか


監督:
 大島新
プロデューサー
 前田亜紀
音楽
 石崎野乃
出演:
 小川淳也
上映時間:
 119分
日本公開日:
 2020年6月13日
製作:
 2020年製作/日本
映倫区分:
 G
配給:
 ネツゲン

「ただ社会をよくしたい」
立志・希望・挫折・・・愚直な政治家の17年

 衆議院議員・小川淳也(当選5期)、49歳。
2019年の国会で統計不正を質し、SNSで「統計王子」「こんな政治家がいたのか」と注目を集めた。
彼と初めて出会ったのは、2003年10月10日、衆議院解散の日。
当時32歳、民主党から初出馬する小川にカメラを向けた。「国民のためという思いなら誰にも負けない自信がある」と真っすぐに語る無私な姿勢に惹かれ、事あるごとに撮影をするようになる。地盤・看板・カバンなしで始めた選挙戦。
 2005年に初当選し、2009年に政権交代を果たすと「日本の政治は変わります。自分たちが変えます」と小川は目を輝かせた。
 現在『news23』のキャスターを務める星浩や、安倍政権寄りと評される政治ジャーナリスト・田﨑史郎ら、リベラル・保守双方の論客から“見どころのある若手政治家”と期待されていた。しかし・・・
 いくら気高い政治思想があっても党利党益に貢献しないと出世できず、選挙区当選でなければ発言権も弱い。小川の地元である香川1区の対抗馬は、自民党の平井卓也 。平井は地元有力メディアである四国新聞や西日本放送のオーナー一族で、強固な地盤を持つ。
 そのため、小川は惜敗しては敗者復活の比例当選を繰り返してきた。権力への欲望が足りず、家族も「政治家には向いていないのでは」と本音を漏らす。

【劇所公開に寄せて小川淳也氏からのコメント】
 17年に及ぶ交流のある大島監督の「日本政治に問う」との思いに共鳴しています。
私は取材には協力しましたが、映画の製作には一切関わっていません。観てもいません。作品を通じての私自身の評価は全て受け入れるつもりです。
 このドキュメントが日本政治に何を問うのか、監督の思いが伝われば本望です。

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