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12月

燃ゆる女の肖像(12/26~1/8)

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すべてを、この目に焼き付けた――。

燃ゆる女の肖像


監督:
 セリーヌ・シアマ
出演:
 ノエミ・メルラン/マリアンヌ
 アデル・エネル/エロイーズ
 ルアナ・バイラミ/ソフィ
 バレリア・ゴリノ/伯爵夫人
原題:
 Portrait de la jeune fille en feu
上映時間:
 122分
日本公開日:
 2020年12月4日
製作:
 2019年製作/フランス
映倫区分:
 PG12
配給:
 ギャガ

18世紀、フランス、ブルターニュの孤島
望まぬ結婚を控える貴族の娘と、彼女の肖像を描く女性画家
結ばれるはずのない運命の下、一時の恋が永遠に燃え上がる―

画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から、娘のエロイーズの見合いのための肖像画を頼まれる。だが、エロイーズ自身は結婚を拒んでいた。身分を隠して近づき、孤島の屋敷で密かに肖像画を完成させたマリアンヌは、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを否定される。描き直すと決めたマリアンヌに、意外にもモデルになると申し出るエロイーズ。キャンバスをはさんで見つめ合い、美しい島を共に散策し、音楽や文学について語り合ううちに、恋におちる二人。約束の5日後、肖像画はあと一筆で完成となるが、それは別れを意味していた──。

世界が絶賛!!あまりに激しく圧倒的な愛に心震える、映画史に残る愛の物語
監督のセリーヌ・シアマは、デビュー作の『水の中のつぼみ』でセザール賞新人監督作品賞にノミネートされるなど、本国フランスでは早くからその才能を評価され、独自の世界観を築いてきた。そして、長編映画4作目となる本作で、名立たるメディアや評論家から「映画史を塗り替える傑作」と最大級の称賛を浴びた。

そのひとの眼差しを、唇を、微笑みを、そして別れの瞬間の姿を思い出すだけで、息が止まるほど愛おしく切なく、蘇る情熱が命を満たす。そんな鮮烈な恋の、決して消えることのない燃ゆる炎を描く、忘れ得ぬ愛の物語。
マリアンヌには、『英雄は嘘がお好き』のノエミ・メルラン。父親の名前でないと展覧会にも出品できない男性優位社会にありながら、人生を謳歌し芸術に生きようとする女性画家をエモーショナルに演じ、セザール賞ノミネートを含む数多くの賞を獲得した。エロイーズには『スザンヌ』でセザール賞を受賞し、フランスで今最も熱い称賛をまとうアデル・エネル。シアマ監督の元パートナーで、監督は別離の後に、彼女に新境地をひらいてほしいと本作をあて書きしたというエピソードも話題だ。エロイーズの母親の伯爵夫人には、『あなたたちのために』でヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞したヴァレリア・ゴリノ。

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