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03月

天井棧敷の人々 [1945](3/20~3/26)

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パリに織りなす絢爛の人生模様!
世界映画史に輝く不滅の金字塔

天井棧敷の人々 [1945]


監督:
 マルセル・カルネ
出演:
 アルレッティ/ガランス
 ジャン=ルイ・バロー/バチスト
 マリア・カザレス
 ピエール・ブラッスール
 ルイ・サルー
 マルセル・エラン
 ピエール・ルノワール
原題:
 Les enfants du paradis
上映時間:
 190分
日本公開日:
 2020年10月23日
日本初公開:
 1952年
製作:
 1945年製作/フランス
映倫区分:
 G
配給:
 ザジフィルムズ

特別料金
一般・シニア:¥2,300
大学生以下:¥1,500
※各種割引・招待券はご利用になれません。ご了承ください。

全世界映画史に燦然と輝き続ける 金字塔的傑作が今、4Kで甦る!

第一部[犯罪大通り]

“恋なんて簡単よ”
1840年代、劇場が立ち並ぶパリの《犯罪大通り》。パントマイム師のバチストは、女芸人ガランスを偶然助けたことから、彼女に恋心を抱く。若き俳優ルメートルや、犯罪詩人ラスネールも彼女に惹かれていたが、ガランスは誰のものにもならない。そこに、ガランスに魅せられたもう一人の男・富豪のモントレー伯爵が現れ…。

第二部[白い男]

“でも悲しくはなかった、
 あなたが愛してくれたから”
数年後――。座長の娘ナタリーとの間に一児をもうけたバチストは、フュナンビュル座の看板俳優として舞台に立つ日々を送っていた。そんなバチストを毎夜お忍びで観に来る一人の女性が。それは、伯爵と一緒になったガランスだった。ガランスが訪れていることを聞いたバチストは、たまらず舞台を抜け出すが…。

映画史に輝く詩的リアリズムの傑作!
作品生誕75周年に、至高の190分が4Kで蘇る―。
ヴェネチア国際映画祭で監督賞を受賞した『霧の波止場』(38)や、『陽は昇る』(39)、『悪魔が夜来る』(42)等を生み出した名コンビ、監督マルセル・カルネと脚本家ジャック・プレヴェールが、第二次世界大戦中ナチス占領下となったフランスで、丸2年を費やし完成させた本作。1945年、解放後まもないフランスで公開され大ヒットし、ヴェネチア国際映画祭特別賞やセザール賞特別賞を受賞。1952年に初公開された日本でも大きな反響を呼び、今日まで語り継がれるふたりの代表作となりました。

台詞、美術、衣裳、音楽…
すべてに酔いしれる 美しくも悲しい愛の物語。
恋に落ちたパントマイム師にジャン=ルイ・バロー、艶やかさと気品を備えた女芸人にアルレッティなど当代随一の役者が勢ぞろいし、詩人プレヴェールのエスプリの利いた名台詞に彩られます。美術、音楽、衣裳すべてが完璧に作り上げられ、3時間10分という長さを微塵も感じさせません。
全長400mに及ぶオープンセットに、1500人のエキストラを動員した大通りのシーンは、戦時下で撮影したとは思えない壮大さに満ちています。愛することの喜びと悲しみ、夢と現実、19世紀に生きる人々のひたむきさは、今日の私たちにも一層の切実さをもって迫り、人生を豊かにしてくれるでしょう。

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