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03月

世界で一番しあわせな食堂(3/27~4/9)

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人生が温まる料理はいかがですか。

世界で一番しあわせな食堂


監督:
 ミカ・カウリスマキ
出演:
 アンナ=マイヤ・トゥオッコ
 チュー・パック・ホング
 カリ・バーナネン
 ルーカス・スアン
 ベサ=マッティ・ロイリ
原題:
 Mestari Cheng
上映時間:
 114分
日本公開日:
 2021年2月19日
製作:
 2019年製作/フィンランド・イギリス・中国合作
映倫区分:
 G
配給:
 ギャガ

世界で一番幸せな国、
北欧・フィンランドを舞台に地元の人たちと
異国の料理人の出会いを描く心温まる物語
フィンランド北部の小さな村にある食堂へ、上海から料理人チェン(チュー・パック・ホング)とその息子がやって来た。
恩人を探していると言うが、知る人は誰もいない。
食堂を経営するシルカ(アンナ=マイヤ・トゥオッコ)は、チェンが食堂を手伝う代わりに、
恩人探しに協力することとなる。
恩人探しが思うように進まない一方で、チェンが作る料理は評判となり食堂は大盛況。
次第にシルカ、そして常連客とも親しくなっていくチェンだったが、観光ビザの期限が迫り、帰国する日が近づいてくる―――

フィンランドの名匠が料理に込めたメッセージ
本作を彩るのは、プロの料理人であるチェンが作る、おいしく見た目も美しい料理の数々だ。チェンの料理哲学は、“医食同源”。医療にも通じる食事を地元の人たちに提供し、健康を気にも留めないフィンランド人たちの体を癒し、心を解きほぐしていく。料理には国境がなく、時にまったく異質な人たちを結びつける架け橋となる。
フィンランド映画界を代表するミカ・カウリスマキ監督が、母国の精神性はそのままに本作で描くのは、異文化との出会いと、そこから生まれる喜び。お互いの文化を尊重しあい、全く異なった世界を受け入れようと努力する人々の姿に、分断に揺れる現代社会に対する監督の強いメッセージが込められている。

舞台となったフィンランドは、毎年国連が発表している
「世界幸福度ランキング」で、2018年から3年連続で1位を獲得している。
社会保障が充実し、ゆとりのある働き方で知られる国だ。
本作の舞台となる村には物質的な豊かさこそないものの、自然と共存しながら、
子供から老人まで日々生活を満喫し、生きている。
そのリラックスした人々の姿が、自分にとって幸せな人生はなにかを考えさせてくれる。

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