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03月

羊飼いと風船(3/27~4/9)

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神秘の地・チベット
変わりゆく時代の狭間で
生きている人たちがいる。

羊飼いと風船


監督:
 ペマツェテン
出演:
 ソナム・ワンモ
 ジンパ
 ヤンシクツォ
原題:
 気球 Balloon
上映時間:
 102分
日本公開日:
 2021年1月22日
製作:
 2019年製作/中国
映倫区分:
 G
配給:
 ビターズ・エンド

牧畜で生計をたてながら、大草原で暮らす家族。
近代化の波が押し寄せ、長年にわたり受け継がれてきた営みが揺らぎだす―
神秘の地 ・ チベットの大草原で暮らす三世代の家族。
祖父は変わりゆく時代を憂いながらお経を唱え、若夫婦は3人の息子たちを養うため牧畜をして生計を立てている。いたずら盛りの子どもたちは、のびのびと大草原を駆け抜けている。昔から続く、慎ましくも穏やかな日々。しかし、受け継がれてきた伝統や価値観は近代化によって変わり始め、中国の一人っ子政策の波が押し寄せていた。そんなある日、母・ドルカルの妊娠が発覚する。喜ぶ周囲をよそに、望まぬ妊娠に母の心は揺れ動く。伝統的な信仰と変わりゆく社会の狭間に立たされ、次第にすれ違う家族―葛藤の末、彼女が選んだ道とは…

胸に秘められた葛藤―
彼女はある選択を迫られる。
チベットの大草原。牧畜をしながら暮らす、祖父・若夫婦・3人の息子の三世代の家族。昔ながらの素朴で穏やかな生活を送っていたが、近代化は進み中国の一人っ子政策の波が押し寄せていた。そんなある日、母・ドルカルの妊娠が発覚する。喜ぶ周囲をよそに、思わぬことで母の心は揺れ動く。伝統的な信仰と変わりゆく社会の狭間に立たされ、次第にすれ違う家族―葛藤の末、彼女が選んだ道とは…
時代に翻弄されながらもひたむきに生きる家族を、時にユーモアを込めて紡ぎ、広大な草原、猛々しい羊たち、厳しい土地で生きる人間のたくましさを圧倒的な映像美をもって映し出した、心揺さぶられる人間ドラマが誕生した。

キアロスタミ、ウォン・カーウァイも絶賛した
チベット映画の先駆者ペネ・ツェテン監督、初の日本劇場公開作!
監督は、作家としても高い実績をもつ、チベット映画の先駆者 ペマ・ツェテン。故郷・チベットの市井の人々に寄り添う眼差しで作品を生み出し、これまでに国内外の映画祭で40以上の賞を受賞。イランの名匠アッバス・キアロスタミや中国のウォン・カーウァイも、その才能に惚れ込み高く評価した。本作もヴェネチア国際映画祭をはじめ、世界中の映画祭に出品され「小説を読むかのような豊かなタペストリー、なかなかこんな映画には出会えない!」(Asian Movie Pulse)「賢明で、叙情的なユーモアに満ちている」(FIVE FLAVOURS)など絶賛評が並んだ。そして、もはや常連となった東京フィルメックスでは、その高いクオリティと 詩的な世界観が評価され、「オールド・ドッグ」(11)、「タルロ」(15)に続き、審査員満場一致で3度目の最優秀作品賞に輝いた。本作が、待望の日本劇場初公開作品となる!

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