27
05月
1
ターシャ・テューダー 静かな水の物語(5/27~6/16)
CATEGORY映画情報<上映終了>

人生何があっても、「生きること」を楽しんで。
監督:
松谷光絵
出演:
ターシャ・テューダー
セス・テューダー
ウィンズロー・テューダー
エイミー・テューダー
上映時間:
105分
配給:
KADOKAWA
~ターシャ・テューダー生誕100年企画~
アメリカを代表する絵本作家であり、世界中に愛された<スローライフの母>ターシャ・テューダーの魅力を解き明かす永久保存版ドキュメンタリー
「忙しすぎて心が迷子になっていない?」色とりどりの花が咲き誇る庭を眺めながら、丁寧に淹れたお茶をゆったりと味わう女性が、スクリーンの中からそう問いかける。現代社会に生きる私たちのほとんどが、大きくうなずくことだろう。
彼女の名前はターシャ・テューダー、アメリカを代表する絵本作家の一人だ。1938年に23歳でデビューし、コーギ犬が主人公の『コーギビルの村まつり』がベストセラーを記録、児童書の普及に貢献した人物に贈られるレジャイナ・メダルなど数々の栄誉ある賞に輝いた。
だが、ターシャを世界的に有名にしたのは、絵本だけではなかった。1971年、子育てを終えた56歳の時、ターシャはバーモント州の山奥に息子のセスが手作りで建てた18世紀風の農家に移り住む。2008年に92歳でこの世を去るまで、植物と動物をこよなく愛し、自然に寄り添った一人暮らしを続けたのだ。ターシャが作り上げた天国のように美しい庭は、“アメリカのコテージガーデンの手本”と称えられ、彼女の“ライフスタイル”そのものが人々を魅了した。
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日本でも、1996年にターシャの暮らしを紹介した『ターシャ・テューダー 手作りの世界 暖炉の火のそばで』(KADOKAWA/メディアファクトリー刊)が出版されて話題を呼ぶ。彼女の言葉を集めた書籍や、庭を紹介する本が次々と刊行され、トータル400万部を超える大ヒットを記録、一大ブームを巻き起こした。さらにTVでもNHKで2005年から4本の番組が放送され、それ以降もファンの願いに応えて地上波とBSで再放送を繰り返す人気番組となった。
そして、生誕100周年となる2015年、ターシャの多彩な世界を紹介する展覧会が開催され、2年をかけて日本全国を巡回、オープニングを飾った松屋銀座では13万人が来場し、全国動員累計38万人という記録を達成した。
このメモリアルイヤーズのクライマックスとなるのが、本作『ターシャ・テューダー 静かな水の物語』である。監督の松谷光絵が、10年間にわたり取材してきたターシャのリアルな姿。今回追加で撮影した新たな映像が加えられた。これまで撮影が許されなかった、書斎や洗面台などのプライベートスペースと、現在のテューダー家という非常に貴重な映像をカメラに収めることに成功したのだ。記念の年にふさわしい〈完全版〉の映画となって今、ターシャがスクリーンに蘇る。
タイトルの〈静かな水〉とは、「静かな水のように穏やかであること。周りに流されず自分の速さで進むこと」という、ターシャの言葉からとられている。「思う通りに歩めばいいのよ」と微笑む、自由な精神あふれる<スローライフの母>がのこしてくれた、「人生を存分に楽しむヒント」をあなたに──。
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