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21
12月

『追悼 京マチ子』特集上映(12/21~1/10)

CATEGORYイベント
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『追悼 京マチ子』特集上映

銀幕のヒロイン・京マチ子ー溝口健二、小津安二郎、黒澤明、市川崑、衣笠貞之助、成瀬巳喜男、増村保造…日本を代表する監督の名作に数多く出演、大映トップ女優として君臨したと同時に、国際女優として確固たる地位を確立してきました。

京マチ子は1949年、25歳の時に大映に入社しデビュー。その翌年「羅生門」に出演し、その後「雨月物語」、「地獄門」といった作品が国際映画祭で高く評価され、“グランプリ女優”と呼ばれるようになりました。よって、京マチ子と言えば、これらの作品をはじめに思い浮かべる方が一般的には多いのかもしれません。

しかし、2019年(令和元年)5月12日、突然の訃報が届きました。享年95歳。
メトロ劇場でもこれまで『羅生門』『雨月物語』をはじめ数多くの作品を上映してまいりました。今回、偉大な女優の死去を悼んで、皆様のアンケートによる上位9作品を追悼上映させていただきます。

肉体を武器に男を手玉に取る女、夫の前では貞淑な妻ながら裏では若い男と通じる女、不器量だが心優しき女性…様々な女性の人生や業を演じてきた京マチ子…巨匠がメガホンを取った作品だけではない、数多の顔を持つ“本当の京マチ子”の魅力をスクリーンでご堪能頂けますと幸いです。


12/21(土)〜12/27(金)
12/21
(土)
羅生門 [1950]
12/22
(日)
鍵 [1959]
12/23
(月)
 愛染かつら [1954]
12/24
(火)
地獄門 [1953]
12/25
(水)
 ぼんち [1960]
12/26
(木)
 愛染かつら [1954]
12/27
(金)
 ぼんち [1960]

12/28(土)〜1/3(金)
12/28
(土)
黒蜥蜴 [1962]
12/29
(日)
地獄門 [1953]
12/30
(月)
黒蜥蜴 [1962]
12/31
(火)
 赤線地帯 [1956]
1/1
(水)
雨月物語 [1953]
1/2
(木)
鍵 [1959]
1/3
(金)
羅生門 [1950]

1/4(土)〜1/10(金)
1/4
(土)
雨月物語 [1953]
1/5
(日)
細雪 [1959]
1/6
(月)
地獄門 [1953]
1/7
(火)
細雪 [1959]
1/8
(水)
雨月物語 [1953]
1/9
(木)
 赤線地帯 [1956]
1/10
(金)
羅生門 [1950]

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前売券鑑賞券 絶賛発売中

※特典は数に限りがございます。ご注意ください。
※特典は届き次第のお渡しとなります。引換券をお持ちください。
1回券
1回券:1,000円(特典:ポストカード)

5回券
5回券:5,000円(特典:クリアファイル)

『京マチ子』パンフレット 好評発売中!(1,000円)

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貴重な写真満載、読み応え・見応え抜群のパンフレット。
見たら絶対に欲しくなる逸品

31
12月

2019年 上映予定

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◆ 2019年 上映予定
※予告なく変更される可能性があります。時間表(こちら)をご確認ください。

12/14

12/20

ある船頭の話
12/9(月)~

宮本から君へ NEW!!

ブルーアワーにぶっ飛ばす

108 海馬五郎の復讐と冒険

今さら言えない小さな秘密
12/9(月)~
12/21

12/27

【追悼】京マチ子 映画祭
※日替上映
~1/10(金)

英雄は嘘がお好き

国家が破産する日

ディリリとパリの時間旅行
12/28

1/3

毒戦 BELIEVER
~1/10(金)

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん NEW!!
2020

シネマ歌舞伎 連獅子/らくだ(1/4~1/10)

シネマ歌舞伎 鷺娘/日高川入相花王(1/11~1/17)

最初の晩餐(1/18〜1/31)NEW!!

永遠の門 ゴッホの見た未来(1/18〜1/31)NEW!!

エセルとアーネスト ふたりの物語(1/4〜1/10)

サタンタンゴ(1/11、1/12)NEW!!

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(1/13〜1/17) NEW!!

象は静かに座っている(1/13〜1/17)NEW!!

わたしは光をにぎっている(2/1〜2/14)NEW!!


家族を想うとき(日程調整中)NEW!!
01
02月

家族を想うとき(日程調整中)

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毎日、抱きしめて。


監督:
 ケン・ローチ
出演:
 クリス・ヒッチェン/リッキー
 デビー・ハニーウッド/アビー
 リス・ストーン/セブ
 ケイティ・プロクター/ライザ・ジェーン
 ロス・ブリュースター/マロニー
原題:
 Sorry We Missed You
上映時間:
 100分
日本公開日:
 2019年12月13日
製作年:
 2019年
映倫区分:
 G
配給:
 ロングライド

家族を守るはずの仕事が、家族を引き裂いてゆく──
それでも負けない気高く力強い家族の絆を描く感動作

マイホームがほしい父と母
でも、子供たちの願いは、ただひとつ──
毎日、抱きしめて。

 イギリス、ニューカッスルに住むある家族。ターナー家の父リッキーはマイホーム購入の夢をかなえるために、フランチャイズの宅配ドライバーとして独立を決意。「勝つのも負けるのもすべて自分次第。できるか?」と本部のマロニーにあおられて「ああ、長い間、こんなチャンスを待っていた」と答えるが、どこか不安を隠し切れない。
 母のアビーはパートタイムの介護福祉士として、時間外まで1日中働いている。リッキーがフランチャイズの配送事業を始めるには、アビーの車を売って資本にする以外に資金はなかった。遠く離れたお年寄りの家へも通うアビーには車が必要だったが1日14時間週6日、2年も働けば夫婦の夢のマイホームが買えるというリッキーの言葉に折れるのだった。
 介護先へバスで通うことになったアビーは、長い移動時間のせいでますます家にいる時間がなくなっていく。16歳の息子セブと12歳の娘のライザ・ジェーンとのコミュニケーションも、留守番電話のメッセージで一方的に語りかけるばかり。家族を幸せにするはずの仕事が家族との時間を奪っていき、子供たちは寂しい想いを募らせてゆく。そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう──。

『わたしは、ダニエル・ブレイク』のケン・ローチ監督最新作
<今>を生きる私たちを吹き飛ばそうとする嵐に、名匠が再び正面から立ち向かう
 2016年カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝き、日本でも大ヒットを記録した『わたしは、ダニエル・ブレイク』。この傑作を最後に、一度は表舞台から降りたケン・ローチ監督。だが、同作のリサーチ中に社会の底辺で目の当たりにした〈現実〉が彼の心の中に生き続け、いつしか〈別のテーマ〉として立ち上がり、どうしても撮らなければならないという使命へと駆り立てた。引退表明を撤回した名匠が最新作で描いたのは、グローバル経済が加速している〈今〉、世界のあちこちで起きている〈働き方問題〉と、急激な時代の変化に翻弄される〈現代家族の姿〉だ。2019年のカンヌ国際映画祭では、「私たちがやらねばならないことはひとつ。耐えられないことがあれば、変えること。今こそ変化の時だ」という、公式上映後のケン・ローチ監督のスピーチがさらなる拍手を呼んだ感動作が、ようやく日本にもやって来る。

83歳を迎えた映画界の至宝が命を燃やして贈る、未来を生き抜くためのメッセージをあなたに
 舞台はイギリスのニューカッスル。ターナー家の父リッキーはフランチャイズの宅配ドライバーとして独立。母のアビーはパートタイムの介護福祉士として1日中働いている。家族を幸せにするはずの仕事が家族との時間を奪っていき、高校生の長男セブと小学生の娘のライザ・ジェーンは寂しい想いを募らせてゆく。そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう──。

 リッキー役には配管工として20年以上働いた経験を持つクリス・ヒッチェン、アビー役には映画は本作が初出演となるデビー・ハニーウッドなど、オーディションを勝ち抜いた新鋭キャストが揃った。スタッフには『わたしは、ダニエル・ブレイク』に引き続き、ケン・ローチ監督が厚い信頼を寄せる精鋭スタッフが集結。脚本は『スイート・シクスティーン』などを手掛け、ケン・ローチ作品に欠かせないポール・ラヴァティ。音楽は『遠い夜明け』などでアカデミー賞®︎に5度ノミネートされたジョージ・フェントン。撮影は『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞®︎にノミネートされたロビー・ライアン。

 個人事業主とは名ばかりで、理不尽なシステムによる過酷な労働条件に振り回されながら、家族のために働き続ける父。そんな父を少しでも支えようと互いを思いやり懸命に生き抜く母と子供たち。日本でも日々取り上げられている労働問題と重なり、観る者は現代社会が失いつつある家族の美しくも力強い絆に、激しく胸を揺さぶられるだろう。
01
02月

わたしは光をにぎっている(2/1〜2/14)

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しゃんとする。どう終わるかって、たぶん大事だから。


監督:
 中川龍太郎
出演:
 松本穂香/宮川澪
 渡辺大知/緒方銀次
 徳永えり/島村美琴
 吉村界人/新井稔仁
 忍成修吾/井関夕役
 光石研/三沢京介
 樫山文枝/宮川久仁子
原題:
 -
上映時間:
 96分
日本公開日:
 2019年11月15日
製作年:
 2019年
映倫区分:
 G
配給:
 ファントム・フィルム

宮川澪、20歳。
ふるさとを出て、働きだした。
友達ができた。
好きな人ができた。

その街も消える、もう間もなく

亡き両親に代わって育ててくれた祖母・久仁子の入院を機に東京へ出てくることになった澪。都会の空気に馴染めないでいたが「目の前のできることから、ひとつずつ」という久仁子の言葉をきっかけに、居候先の銭湯を手伝うようになる。昔ながらの商店街の人たちとの交流も生まれ、都会の暮らしの中に喜びを見出し始めたある日、その場所が区画整理によりもうすぐなくなることを聞かされる。その事実に戸惑いながらも澪は、「しゃんと終わらせる」決意をするー。

大切な場所。大切な時間。大切な人。
きっといつか失われてしまうものだから、
心に刻み、私は生きていく−−−
 「閉店します」の貼り紙、一夜で壊される建物、路地から消える子どもたちの声−−− 今、日本は発展や再開発の名のもとに、大きく変わろうとしている。<失われてゆくもの>を、感謝を込めて丁寧に送り出すことで、前へ進もうとする主人公は、現代に生きる私たちに大切なものが終わる時にどう向き合うかを、まっすぐな瞳で伝えてくれる。

世界が認める若き才能・中川龍太郎監督が描く、現代の『魔女の宅急便』
 監督は、デビュー作からこれまで海外の映画祭で数々の賞を受賞し、フランスの一流映画誌カイエ・デュ・シネマからその鋭い感性を絶賛され、前作『四月の永い夢』がモスクワ国際映画祭で2つの賞を受賞した中川龍太郎。澪を演じるのは、TBS日曜劇場「この世界の片隅に」の情感あふれる演技で存在感を放った松本穂香。本作では分身のような役で、どこまでも透明な美しい光となって、風景に溶け込む。共演は渡辺大知、徳永えり、吉村界人、忍成修吾ら若手実力派と、光石研、樫山文枝ら日本映画のオーソリティーたち。主題歌は、伸びやかな歌声が心に波紋を広げるカネコアヤノの「光の方へ」。
 監督が「翔べない時代の魔女の宅急便」と語る本作では、特別な才能があるわけではないけれど、都会の中で居場所を見つけ、現代を生きる若者の姿を丁寧に描く。何気ない風景や市井の人々に宿る輝きを慈しむように捉えた映像に、故郷を見出し胸が熱くなる愛おしい作品が誕生した。
18
01月

永遠の門 ゴッホの見た未来(1/18〜1/31)

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ゴッホが見た世界が、あなたの魂を解放する、圧倒的感動体験。


監督:
 ジュリアン・シュナーベル
出演:
 ウィレム・デフォー/フィンセント・ファン・ゴッホ
 ルパート・フレンド/テオ・ファン・ゴッホ
 オスカー・アイザック/ポール・ゴーギャン
 マッツ・ミケルセン/聖職者
原題:
 At Eternity's Gate
上映時間:
 111分
日本公開日:
 2019年11月8日
製作年:
 2018年
映倫区分:
 G
配給:
 ギャガ、松竹

ゴッホの眼に映る世界は、美しい感動に溢れていた。
彼はそれを、何としても伝えなければと思った。
たとえ生きている間に理解されずとも、
いつか必ず、想いは伝わると信じて――。

 画家としてパリでは全く評価されていないフィンセント・ファン・ゴッホ(ウィレム・デフォー)。彼は、会ったばかりのゴーギャン(オスカー・アイザック)の「南へ行け」というひと言で、南フランスのアルルへやって来る。「まだ見ぬ絵を描くために、新しい光を見つけたい」というゴッホの願いは、この地で春を迎えた時に叶えられた。
 行きつけのカフェのオーナーであるジヌー夫人(エマニュエル・セニエ)に頼んで、“黄色い家”を紹介してもらったゴッホは、ゴーギャンの到来を待ちわびる。
 広大な畑をひたすら歩き、丘に登って太陽に近づき、画材を取り出すゴッホ。竹の枝で作ったペンの先から、たちまちゴッホだけの線が生まれていく。どこまでも続く風景に絶対的な美を見出したゴッホは、「永遠が見えるのは僕だけなんだろうか」と自身の胸に問いかける。風になびく麦の穂や沈みゆく太陽を見つめるゴッホの瞳は、不思議な輝きを放っていた。

 ある時、地元の人々とトラブルになったゴッホは、強制的に病院へ入れられる。駆け付けてくれた弟のテオ(ルパート・フレンド)にも、初めて特別なものが見えることを打ち明けるのだった。
 やがて一緒に暮らし始めたゴッホとゴーギャンは、“絵を描く”ことについて際限なく議論を交わす。自然を見て描くゴッホと、自分の頭の中に見えるものを描くゴーギャン。一瞬で真実を捉えようと素早く描くゴッホ、ゆっくりと降りてくるのを待つゴーギャン。屋外に美を探し求めるゴッホ、内面に深く潜るゴーギャン、すべては正反対だ。それでもゴッホは、「僕らの時代だ」と熱く語るゴーギャンに心酔し、ますます創作にのめり込むが、やがてゴーギャンが去って行くことは止められなかった。
 再び一人になり絶望したゴッホをこの世に繋ぎとめたのは、描き続ける情熱だけだった。相変わらず1枚の絵も売れない日々の中、ゴッホは神父にそっと語る。「未来の人々のために、神は私を画家にした――」
 もはや彼の眼差しに不安の影はなかった。晴れ晴れと穏やかなその瞳が最期に映したものとは――。

130年の時を経て、私たちはゴッホの視線で世界を見つめる。
ゴッホが、生涯をかけて伝えようとした、〈この世の美しさ〉を体感するために―。
 美術史上最も重要かつ人気の高い画家の一人、フィンセント・ファン・ゴッホ。生前に才能を認められず、孤独と共に生きたドラマティックなその人生は、これまで幾度も映像化されてきた。しかし、第75回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミアを飾り、ゴッホ役のウィレム・デフォーが男優賞を受賞、遂にはアカデミー賞®主演男優賞にもノミネートされた本作は、これまでとは全く異なるアプローチで、なぜゴッホの絵がこれほどまで長い年月にわたり、多くの人々の心をとらえて離さないのか、その核心に迫る。
 ゴッホの魔法にかかると、見慣れていたはずのひまわりやアイリス、当たり前にそこにある星や月が不思議な魅力を放ち、観る者に“パラレルワールド”に踏み込んだような陶酔感をもたらす。それこそが、実際にゴッホの見ていた〈世界〉であり、彼は「自分だけに見えるその美しさを人々に伝えたい」という使命と情熱から絵筆をとったと考えたのが、同じ画家としてゴッホの作品と長年向き合ってきたジュリアン・シュナーベル。映画監督としても、『潜水服は蝶の夢を見る』でアカデミー賞®4部門にノミネートされ、カンヌ国際映画祭とゴールデン・グローブ賞の監督賞を獲得した偉才が、自然界の色と光という無限のパレットを自在に操り、スクリーンというカンバスに、ゴッホが見た〈夢〉を再現。ゴッホの目を通した〈世界〉を、自分の目で見ることが出来る──そんな驚くべき体験を与えてくれる、稀有なる映画を完成させた。

 撮影前から南フランスのアルルの大地を歩き回り、シュナーベルに絵画を学び、まずは肉体からやがて存在そのものまで、ゴッホへと変貌していったデフォー。そのキャリアの集大成にして頂点の演技を、ワールドワイドに活躍する実力派俳優たちが支えた。アルルでのひと時を共に暮らしたゴーギャンには、『スター・ウォーズ』新シリーズのオスカー・アイザック。有名な事件によって最後は決裂したとされるゴッホとゴーギャンの友情にも、温かな光を灯すような新たな解釈が加えられた。さらに、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のマッツ・ミケルセンや、『潜水服は蝶の夢を見る』でもシュナーベルとタッグを組んだマチュー・アマルリックやエマニュエル・セニエらが出演。
 脚本は、『存在の耐えられない軽さ』のジャン=クロード・カリエール。アカデミー賞®名誉賞を授与された映画界のレジェンドが、いまだにいくつもの説が混在するゴッホの謎の死にも、一つの答えを提示する。
 未来の人々までも救うことが出来る、芸術という贈りものを遺すことに、自分が生まれてきた意味を見出していくゴッホ。彼の魂が自由に羽ばたける高みへと解き放たれるその瞬間、あなたの傷ついた魂も解放される、感動の一大アートエンターテイメント。
18
01月

最初の晩餐(1/18〜1/31)

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父の遺言は、目玉焼きでした。


監督:
 常盤司郎
出演:
 染谷将太/東麟太郎
 戸田恵梨香/北島(東)美也子
 窪塚洋介/東シュン
 斉藤由貴/東アキコ
 永瀬正敏/東日登志
 森七菜/東美也子(少女時代)
 菅原大吉/木村善男
 カトウシンスケ/北島康介
 玄理/小畑理恵
 山本浩司/井住
 小野塚勇人/小野寺法正
 奥野瑛太/拓二
原題:
 -
上映時間:
 127分
日本公開日:
 2019年11月1日
製作年:
 2018年
映倫区分:
 G
配給:
 KADOKAWA

忘れられない味で 
僕らはもう一度、家族になった。

独立して2年目となるカメラマン、東麟太郎(染谷将太)は、姉の美也子(戸田恵梨香)とともに薄暗い病院の食堂で、麺がのびきったラーメンを食べている。
「親父が死んだ……。65歳になる直前の、夏至の日の明け方だった」
久しぶりに故郷に帰ってきた麟太郎は病室で亡き父・日登志(永瀬正敏)と対面し、葬儀の準備をしながら、ありし日の家族を思い出す。
通夜の準備が進む実家の縁側で、麟太郎がつまらなそうにタバコを吸っていると、居間では、ちょっとした騒動が起きていた。通夜ぶるまいの弁当を、母・アキコ(斉藤由貴)が勝手にキャンセルしていたのだ。なにもないテーブルを見つめて戸惑う親戚たち。母は自分で作るという。それが父の遺言だ、と。やがて最初の料理が運ばれてくると、通夜の席はまた、ざわつき出した。母が盆で運んできた料理は目玉焼きだった。
戸惑いながらも、箸をつける麟太郎。目玉焼きの裏面を摘む。ハムにしてはやけに薄く、カリカリしている。
「これ、親父が初めて作ってくれた、料理です」

登山家だった父・日登志と母・アキコは再婚同士で、20年前に家族となった。麟太郎(外川燎)が7歳、美也子(森七菜)が11歳の夏だった。 新しく母となったアキコには、17歳になるシュン(楽駆)という男の子がいた。
5人はギクシャクしながらも、何気ない日常を積み重ね、気持ちを少しずつ手繰り寄せ、お互いにちょっとだけ妥協し、家族として、暮らしはじめていた。 それは平凡だけど、穏やかな日々だった。
しかし、1本の電話が、まるで1滴の染みが広がるように、この家族を変えていく…… 。

“通夜ぶるまい”は、かつて親父がつくってくれた、目玉焼きだった…。
 父が亡くなった。通夜の夜、母が仕出し屋を突然キャンセルし、出した「通夜ぶるまい」は目玉焼き。
みんなが戸惑う中、次々と出てくる料理。それは1冊のノートに残された父の思い出の味。
父との時間が蘇り、家族も知らなかった秘密が浮き彫りになっていく……。

染谷将太、戸田恵梨香、窪塚洋介、斉藤由貴、永瀬正敏
日本映画界の実力派が夢の競演!
 構想7年の渾身の脚本には、豪華キャスト陣が結集し、見事なアンサンブルを奏でる。主人公・麟太郎役はヴェネチア国際映画祭で日本人初となるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞した『ヒミズ』(11)を始め、幅広い作品で多彩な顔を演じ分ける実力派・染谷将太。仕事に悩み、家族への持て余した感情を抱きながらも、抑えた表情で演じた。 その姉・美也子役には2019年後期NHK連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインを務める戸田恵梨香。ある事件をきっかけに、家族の元を離れ、15年ぶりに姿を見せる兄シュン役にはマーティン・スコセッシ監督の『Silence-沈黙-』(17)の窪塚洋介。さらに円熟味を増したベテラン斉藤由貴、日本映画界を代表する名優・永瀬正敏が、両親役で圧倒的な存在感を見せる。また、新海誠監督の最新アニメ『天気の子』のヒロインの声に抜擢された森七菜や白石晃士監督最新作『地獄少女』(11月15日公開)でメインキャストに抜擢された楽駆を始めとする、若手の瑞々しい演技も注目だ。
13
01月

象は静かに座っている(1/13〜1/17)

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世界の果てを一緒に見に行こう きっと未来は変わる


監督:
 フー・ボー
出演:
 チャン・ユー/ユー・チェン
 パン・ユーチャン/ウェイ・ブー
 ワン・ユーウェン/ファン・リン
 リー・ツォンシー/ワン・ジン
原題:
 大象席地而坐 An Elephant Sitting Still
上映時間:
 234分
日本公開日:
 2019年11月2日
製作年:
 2018年
映倫区分:
 -
配給:
 ビターズ・エンド

◆特別興行料金◆
一般:2,200円
大学生/高校生以下/シニア/障害者
サービスデー/メトロカード割引:1,800円
※各種ご招待券は利用不可となります。ご了承ください。
※メトロカード1pt

29歳で命を断った若き才能、デビュー作にして遺作。
世界を熱狂させた、魂の234分。

満洲里の動物園に一頭の象がいる。
その象は、一日中ただ座っているという――

朝。

<チェン>
親友の妻の部屋で目覚めたチェン(チャン・ユー)。
一服していると、不意に親友が扉を叩いた。
「誰かいるのか」
隅に隠れやり過ごそうとするが、扉を開けて親友が入って来る。
「お前だったのか」
チェンを一瞥し、親友は目の前で窓から飛び降りた。

<ジン>
窓際の狭い一畳の空間で寝起きする老人ジン(リー・ツォンシー)。
「文教地区の家賃は通常の3倍かかる」
孫娘の進学のため、娘夫婦は引越しを機に彼を老人ホームに入れる気だ。
「お義父さん僕たちも辛いんです」身勝手な家族たち。
散歩に出た先で、ジンの愛犬が他の犬に噛まれてしまう。

<リン>
リン(ワン・ユーウェン)は暗く閉め切った部屋で身支度を整えている。
空き缶が床に散乱し、洗濯物は干したまま。トイレはまた水漏れを起こしている。
リンに水をかけられ起きた母親。
「ケーキがある、あんたに買ったのよ」
机には箱が潰れたバースデーケーキ。
溜息を吐きながら向かった学校で、関係を持つ副主任の元を訪れる。

<ブー>
ブー(ポン・ユーチャン)の友達・カイが携帯を盗んだ嫌疑で、不良のシュアイに絡まれている。
「彼は盗んでない」カイをかばうブー。
怒ったシュアイがブーの鞄を掴んで押さえつけた。振りほどこうとするブー。
その反動でシュアイが階段から転げ落ちる。辺りに響く鈍い音。
ブーは駆け足でその場から逃げ出した―――― 。

逃げるブーとそれを追うシュアイの兄・チェン。バスの中で拾った大サーカスのチラシを見たブーは、一日中ただ座り続けているという奇妙な象の存在に興味を持ち、ジンやリンを誘い遠く2300km先の果て・満州里に向かうために画策する―――― 。

行き場のない悲しみを抱えた孤独な ”4人の運命” が交差する―
どん底から希望を目指す1日の物語
 時代の流れとともに炭鉱業が廃れた中国の小さな田舎町。少年ブーは友達をかばい、不良の同級生をあやまって階段から突き落としてしまう。不良の兄は町で幅を利かせているチェンだった。チェン達に追われ町を出ようとするブーは、友達のリン、近所の老人ジンをも巻き込んでいく。親友を自殺に追い込んでしまい自責の念のかられているチェン、家に居場所がなく教師と関係を持つことで拠り所をみつけるリン、娘夫婦に邪険にされながらも老人ホーム行きを拒むジン。それぞれに事情を抱えながらも、遠く2300km先の果て満州里にいる、一日中ただ座り続けているという奇妙な象の存在にわずかな希望を抱き4人は歩き出す――。
 変わらない日常に疲れた年齢のバラバラな男女。それぞれが突然の悲しみに直面することで、傷つきながらも暗い日々に終わりを求めて動きはじめる。人はどこへでも行けるはずだ――。利己主義に満ちた現代社会にもまれる、世界の片隅に生きる人々の渇望を描く人間ドラマが誕生した。


デビュー作にして遺作。輝きを放ち続ける、生涯ただ一つの映画。
ベルリンを皮切りに世界を圧倒し続ける魂の234分!!
 新人監督が、世界を驚愕させた。『象は静かに座っている』のフー・ボー監督だ。ベルリン映画祭でのプレミア上映直後からThe Film Stageは「『牯嶺街少年殺人事件』を思い起こす壮大な叙事」と評し、The New York Times、Screen Dailyなどの有力紙がこぞって絶賛。その熱狂は、最優秀新人監督賞のみならず国際批評家連盟賞のW受賞という新人監督としては異例の栄冠に輝いた。
 ハンガリーの鬼才タル・ベーラを師と仰ぐフー・ボーは、登場人物たちが発する自然な感情の発露を逃さないために、自然光での撮影、挑戦的な長回し、登場人物の立ち位置、カメラアングルの細部にまでこだわり抜き、234分に及ぶ大作を作り上げた。そして本作の完成直後、29歳の若さでこの世を去ってしまった。
 『息もできない』『一瞬の夢』といった新人監督の鮮烈なデビュー作が世界に衝撃を与えた様に、本作もまた世界に新たな興奮を生んだ。その次作を目にすることのできぬ哀しみに、若き才能の死を惜しむ声が絶えない。『象は静かに座っている』はフー・ボーの234分の魂の叫び――彼が亡き後、今なお世界中の人々を虜にし続けている。
13
01月

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(1/13〜1/17)

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世界で最も有名な図書館のひとつ その舞台裏へ


監督:
 フレデリック・ワイズマン
出演:
 ポール・ホルデングレイバー
 エルビス・コステロ
 パティ・スミス
 エドムンド・デ・ワール
 ハリール・ジブラーン・ムハンマド
 タナハシ・コーツ
原題:
 Ex Libris: The New York Public Library
上映時間:
 205分
日本公開日:
 2019年5月18日
製作年:
 2017年
映倫区分:
 -
配給:
 ミモザフィルムズ、ムヴィオラ

◆特別興行料金◆
一般:2,000円
メトロカード割引・サービスデー:1,700円
大学生・シニア(60歳以上):1,500円
障害者手帳をお持ちの方1,200円
高・ 中・小学生:1,000円
※各種ご招待券は利用不可となります。ご了承ください。
※メトロカード1pt

世界で最も有名な図書館――ニューヨーク公共図書館(NYPL)とは?

ニューヨーク公共図書館とは、マンハッタン、五番街と42丁目との交差点に位置し、荘厳なボザール様式建築によって観光名所としても名高い本館<スティーブン・A・シュワルツマン・ビル>と、研究目的のために公開されている4つの研究図書館、そして地域に密着した88の分館を合わせた92の図書館のネットワークである。1911年に本館が竣工し、アンドリュー・カーネギーらの寄付により、各所に分館を増設してきた。人文科学、社会科学、及び、美術において世界有数の蔵書を誇り、総計6,000万点ものコレクションが所蔵されている。利用は原則として無料であり、ニューヨーク市に在住あるいは勤務している者であれば誰でも会員になることができる。 名称に「パブリック(public)」と入っているが、独立法人であり、財政的基盤は市の出資と民間の寄付によって成り立っている。ここでいうパブリックとは「公立」という意味ではなく、「公共」(一般公衆に対して開かれた)という意味に当たる。

<世界最大級の「知の殿堂」>ニューヨーク公共図書館
 世界中の図書館員の憧れの的であり、ニューヨーク有数の観光スポット。本作の主役は、荘厳な19世紀初頭のボザール様式の建築で知られる本館と92の分館からなる世界最大級の〈知の殿堂〉ニューヨーク公共図書館だ。この図書館は、作家サマセット・モーム、ノーマン・メイラー、トム・ウルフ、画家アンディ・ウォーホルなど文学、芸術などの分野でも多くの人材を育ててきた。またここは世界有数のコレクションを誇りながら“敷居の低さも”世界一と言えるほど、ニューヨーク市民の生活に密着した存在でもある。その活動は、「これが、図書館の仕事!?」と、私たちの固定観念を打ち壊し、驚かす。

観光客は決して立ち入れない舞台裏へ
 映画には、リチャード・ドーキンス博士、エルヴィス・コステロやパティ・スミスなど著名人も多数登場するが、カメラは図書館の内側の、観光客は決して立ち入れないSTAFF ONLYの舞台裏を見せていく。図書館の資料や活動に誇りと愛情をもって働く司書やボランティアたちの姿。舞台裏のハイライトとも言える何度も繰り返される幹部たちの会議−−公民協働のこの図書館がいかに予算を確保するのか。いかにしてデジタル革命に適応していくのか。ベストセラーをとるか、残すべき本をとるのか。紙の本か電子本か。ホームレスの問題にいかに向きあうのか。その丁々発止の意見のやりとりは、目が離せない。
11
01月

サタンタンゴ(1/11、1/12)

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救世主がやって来る。悪魔のささやきが聞こえる。


監督:
 タル・ベーラ
出演:
 ビーグ・ミハーイ/イリミアーシュ
 ホルバート・プチ/ペトリナ
 デルジ・ヤーノシュ/クラーネル
 セーケイ・B・ミクローシュ/フタキ
 ボーク・エリカ/エシュティケ
 ペーター・ベルリング/医師
原題:
 Satantango
上映時間:
 438分(途中休憩あり)
日本公開日:
 2019年9月13日
製作年:
 1994年
映倫区分:
 -
配給:
 ビターズ・エンド

◆特別興行料金◆
一律:3,900円
※各種割引、ご招待券は利用不可となります。ご了承ください。
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25年の時を経て蘇る、伝説の7時間18分

ハンガリー、ある田舎町。
シュミットはクラーネルと組んで村人達の貯金を持ち逃げする計画を女房に話して聞かせる。盗み聞きしていたフタキは自分も話に乗ることを思いついた。
その時、家のドアを叩く音がして、やって来た女は信じがたいことを言う。
「1年半前に死んだはずのイリミアーシュが帰って来た」、と。
イリミアーシュが帰って来ると聞いた村人たちは、酒場で喧々諤々の議論を始めるが、いつの間にか酒宴になって、夜は更けていく。
翌日、イリミアーシュが村に帰って来る。彼は村にとって救世主なのか? それとも?

映画の極北に屹立する、伝説の7時間18分が25年の時を経て蘇る。
 『ニーチェの馬』(2011)を最後に、56歳という若さで映画監督からの引退を表明したタル・ベーラ監督。彼が4年の歳月をかけて完成させた伝説の傑作『サタンタンゴ』(1994)が、製作から25年を経て、日本で初めて劇場公開される。ジム・ジャームッシュ、ガス・ヴァン・サントといった映画監督たちに大きな影響を与え、ルーヴル美術館やニューヨーク近代美術館(MOMA)でも上映された7時間18分の大作が、35ミリフィルムにこだわり続けてきたタル・ベーラが初めて許可した4Kデジタル・レストア版で蘇る。本作は、製作から25年経った現在でもロッテントマトで批評家からの100%評価を維持し続けている映画史に残る傑作である。

救世主がやって来る。悪魔のささやきが聞こえる。
 経済的に行き詰まり、終末的な様相を纏っている、ハンガリーのある村。降り続く雨と泥に覆われ、村人同士が疑心暗鬼になり、活気のないこの村に死んだはずの男イリミアーシュが帰ってくる。彼の帰還に惑わされる村人たち。イリミアーシュは果たして救世主なのか?それとも? 2015年に世界的権威のある英文学賞ブッカー国際賞を受賞したクラスナホルカイ・ラースローの同名小説が原作。タンゴのステップ<6歩前に、6歩後へ>に呼応した12章で構成され、前半の6章は複数の視点で一日の出来事が描かれ、後半の6章はイリミアーシュが戻ってきてからを描いている。 デビュー以来一貫して人間を、そして世界を凝視し見つめ続けてきたタル・ベーラ。本作でも秩序に縛られ、自由を求め、幻想を抱き、未来を信じ、世界に幻滅し、それでも歩き続ける人間の根源的な姿を詩的かつ鮮烈に描いている。

雨が降り始めた。もう、春が来るまで降り止まない―。
 驚異的な長回しで描かれる、美しき映像黙示録。
準備に9年、2年におよぶ撮影、完成まで4年かけた『サタンタンゴ』は7時間18分という長さながら、全編約150カットという驚異的な長回しの映像で構成されている。人が歩く後ろ姿、酒場で踊る人々、荘園に着いた村人たちの表情、牛のゆっくりとした歩み、広場を駆ける馬といったシーンで長回しの威力が遺憾なく発揮されている。 本作は1994年ベルリン国際映画祭フォーラム部門でワールドプレミアされ、独創的な作品に対して与えられるカリガリ賞を受賞。25年前に製作された作品ながら、イリミアーシュと、彼の言葉によって動かされる村人たちの姿は、まさしく現代社会で起こっていることを想起させ、あたかも世界の行く末を予言しているかのようである。 4Kデジタル・レストア版は、40,000フィートにおよぶオリジナル35ミリネガプリントを4Kスキャンし、300時間以上かけて傷や汚れを取り除きながらも、オリジナルフィルムの質感を可能な限り残して制作され、ワールドプレミアから25年後の2019年ベルリン国際映画祭フォーラム部門で初披露された。