02
12月

蟻の王(12/2~12/8)

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愛と誇りだけは、誰にも奪えない。

監督:
 ジャンニ・アメリオ
出演:
 ルイジ・ロ・カーショ
 レオナルド・マルテーゼ
 エリオ・ジェルマーノ
 サラ・セッラヨッコ
原題:
 Il signore delle formiche
製作:
 2022年製作/G/イタリア
上映時間:
 140分
配給:
 ザジフィルムズ

イタリアの名匠ジャンニ・アメリオ最新作

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この国に同性愛者は存在しない。
ゆえにそれを裁く法も必要ないー。
そんな時代に、ふたりは恋に落ちた。
青年は矯正施設に送られ、詩人は若者をそそのかした 教唆"の罪に問われた・・・。

実在した芸術家 アルド・ブライバンティと その恋人エットレ、
過酷な時代を生きた、二つの魂の軌跡を描く

1960年代、ポー川南部の街ピアチェンツァ。詩人で劇作家、蟻の生態研究者でもあるアルドが主催する芸術サークルには、多くの若者が集っていた。そんな中、アルドは若者の一人エットレと惹かれ合い、二人はローマに出て生活を始める。しかしエットレの家族は二人を引き離すため警察に通報、アルドはファシスト政権下に成立した教唆罪で逮捕され、エットレは矯正施設に送られ、同性愛を“治療”するための電気ショックを幾度となく受けることになる。世間の好奇の目に晒されながら、裁判が始まった。傍聴に通う新聞記者エンニオは、社会の不寛容に声を上げるのだが…。

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名匠ジャンニ・アメリオ監督が、
今の時代にこそ問い直す“人間の尊厳”。
数々の新人賞に輝く新星レオナルド・マルテーゼ、渾身の演技!

カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞作『小さな旅人』(‘92)では施設に送られる幼い姉弟と憲兵の旅を、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作『いつか来た道』(‘98)では、都会に働きに出た兄弟の葛藤を、『家の鍵』(‘04)では若き父親と障がいをもつ息子の物語を、常に他者と理解し合うことの難しさ、大切さを描き続けてきたイタリアの名匠ジャンニ・アメリオが新作の題材に選んだのは、差別と偏見に立ち向かい愛を貫き通そうとする人々の物語。「今も存在する“異なる人”に対する憎悪に立ち向かう勇気を与えたい」と、その製作の動機を語る。イタリア映画界を代表する名優ルイジ・ロ・カーショ、エリオ・ジェルマーノに加え、ヴェネチアで新人賞2冠に輝き、マルコ・ベロッキオ監督の新作「RAPITO」(原題)にも出演する新星レオナルド・マルテーゼの全身全霊の演技が胸を打つ。

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