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16
11月

ブラインドスポッティング(11/16〜11/29)

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俺たちには、同じものが見えていると思っていた―


監督:
 カルロス・ロペス・エストラーダ
出演:
 ダビード・ディグス/コリン
 ラファエル・カザル/マイルズ
 ジャニナ・ガバンカー/ヴァル
 ウトカルシュ・アンブドゥカル/リン
 ジャスミン・シーファス・ジョーンズ/アシュリー
 イーサン・エンブリー
 ティシャ・キャンベル=マーティン
原題:
 Blindspotting
上映時間:
 95分
日本公開日:
 2019年8月30日
製作年:
 2018年
映倫区分:
 G
配給:
 REGENTS

指導監督期間残り3日間。
地元オークランドで何の問題も起こさずに、無事に乗り切ることができるのかー。

 オークランドが地元で黒人のコリン(ダヴィード・ディグス)は保護観察期間の残り3日間を無事に乗り切らなければならない。コリンと、幼馴染で問題児の白人マイルズ(ラファエル・カザル)の2人は引越し業者で働いている。ある日、帰宅中のコリンは突然車の前に現れた黒人男性が白人警官に背後から撃たれるのを目撃する…。これを切っ掛けに、2人はアイデンティティや、急激に高級化する生まれ育った地元の変化などの現実を突きつけられ、次第に2人の関係が試されることとなる。コリンは残り3日間耐えれば自由の身として新しい人生をやり直せるのだが、問題児マイルズの予期できぬ行動がそのチャンスを脅かす…。

私たちがお互いを見つめた時に、如何に全体像が見えずに色々なものを見落としているかということを描いている。
 サンダンス映画祭のオープニング作品として注目を浴びた『ブラインドスポッティング』は、長年の友人であるダヴィード・ディグスとラファエル・カザルが2人で脚本・主演を担当した。友情の話であり、オークランドを舞台にした人種の違う者や貧富の差がある者同士が混在することによって起こる問題を描いた物語である。本作を通してうかがえるオークランドの活気あるビートとエネルギー、同時に都市が抱える怒りや恐怖が今にも爆発しそうな緊張感。これらの真逆の要素が混ざることで予想外の結末が生まれる。

この映画の本質は、敵味方関係なしに他人に対する先入観を尋問することだ。
   本作は同じ環境、同じ敵、同じ態度、同じイデオロギーで育った2人が、1人は黒人で1人は白人であったため世の中の歩き方を変えなければいけなかったという話しだ。表面だけみると2人はオークランドで同じ経験をして育ってきているが、中身をみてみると2人が学んだ世界の見え方は全く違っていた。お互いを見つめた時に、如何に全体像が見えずに色々なものを見落としているかということを問う。
 長編初監督のカルロス・ロペス・エストラーダは、エネルギー/スタイル/ユーモアに溢れ、言葉やヒップホップの精神が注入された、大胆で、挑発的で、地元愛に溢れ、人間性が光り輝く作品を創り出した。
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